ホメオスタシスと、トランジスタシスと

マルワは、来年5月に「ワクワクぷりんと博覧会」に出ます!

と書いても、マルワ社内でも「なんだ、それは?」と初耳の方も多い現状です。

ここで改めて、ブログをお読みのみなさま、マルワの社員のみなさま、来年5月に「ワクワクぷりんと博覧会」に出ます!

「ワクワクぷりんと博覧会」は愛知県印刷工業組合が主催する「印刷物を身近に感じていただくこと」を主に印刷会社とクリエーターが共創して、印刷された商品を作る事業です。

そこで作った商品を来年5月に名古屋にある星ヶ丘テラスで お披露目&販売のイベントを開催という流れです。

8月下旬に、参加する印刷会社と、クリエーターさんと結ぶマッチングイベントが開催されました。

今回は、そのときの お話。

当日の流れは、こんな感じです。

印刷会社が自社のPRをPowerPointのスライドを使って3分で紹介。

その後、用意していただいたブースに立ち、クリエーターさんが気になる印刷会社のブースを訪問し、お話しをして より深い話をする。

最後に、印刷会社とクリエーターさんが「この会社、この人と参加したい!」と思ったところに〇を書いて提出。

後日、主催者が人数などを調整して一緒に取り組む お相手が決まる。

という具合です。

僕が一番避けたかったのが「クリエーターさんが、誰1人としてマルワを選んでくれない」ということ。

避けたい。

それだけは避けたい。

そう思いながら、他社のPR発表を見ていました。

主催者から送られてきた発表用PowerPointのテンプレートに書かれた項目が「会社概要」「事業内容」「保有設備」「ノウハウ」だったこともあり、ほとんどの方の発表が、書かれた項目をパソコン画面を見ながら3分読み上げて時間終了。

活版印刷をしている会社や、レーザーカッターや型抜きが得意な会社など、独自の技術がある会社なら、それでいいのですが、一般的なオフセット印刷を生業としていると、クリエーター側にアピールできていないと見ていて思いました。

「このまま普通に発表していては、誰1人としてマルワを選んでくれない」

そう不安になりながら、何か違う方法は無いか考えていました。

幸運にも発表は50音順。

マルワは最後の方なので、ギリギリに発表の仕方を変えます。

・画面のパワポは資料として参加者に配られているので、それを読み上げるだけなのは勿体ない。

・多くの方がパソコン画面を見てばかりで、参加しているクリエーターさんの顔を見ていない。

・独自の技術がないなら想いを伝えるしかない。

という結論になり

・設備などは、あまり説明しない

・極力、パソコン画面は見ない。クリエーターさんの顔を見る。

・想いだけを伝える

この3点に集中して行いました。

社名を名乗る前に「紙博や文具博などに行くのが好きなので、個人的に楽しみにしています!」

会社の説明を早々に終わらせ「クリエーターの方と楽しく作ることを第一に思っています。ただ その【楽しい】の中には、アイデア出しに悩んだり、良いモノを作ることの苦しみの中の楽しさも含まれていると思っています。それを踏まえて一緒に楽しんでもらえる方と取り組んでいきたいです!」と、クリエーターさんの方だけ見て、想いだけを話してきました。

その甲斐あってか、わたくしどもから4名の方を希望させていただき、3名の方と一緒に取り組むことになりました。

もう1名の方も、この事業では一緒に取り組めないのですが、会社にお越しいただいて何かの関りが持てる良い結果となりました。

さて、ここから苦しく楽しい約7ヶ月が始まります。

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