令和の着物

日光、浅草、鎌倉、金沢、犬山、京都などなど……最近はSNSの影響もあり、若い方も多く訪れる人気のスポットとなっていますね。

これらの観光地には、日本の古き良き街並や食べ歩きのお店が充実しているなど、多くの共通点があります。

そして、それはファッションの面でも。

このような「和」を感じさせる観光地では、お決まりのように「着物」のレンタルサービスのお店を見かけますよね。

・レトロ柄…椿や金魚、桜などの伝統的なもの。単純に古いという意味ではなく、「昔を懐かしむ」という意味が込められている。

・古典柄…松竹梅や鳳凰などの「吉祥模様」や、唐草紋や花菱などの「有識文様」をあしらったもの。縁起のいい意味が込められている。

といったような、どこか懐かしさを感じるような柄のものもあれば、

・モダン柄…ドットやバラなどの西洋をモチーフとした現代的なもの。「現代的な」「近代的な」という意味が込められている。

・レトロモダン柄…伝統的な柄と現代的な柄を組み合わせたもの。「昔を懐かしむものを現代的にアレンジ」するという意味が込められている。

といった、どこか現代っぽさが織り交じったような柄を上手く着こなしをしている人が多い印象。
さらに、そこに小物を上手く組み合わせることでみなさん楽しまれているようです。

例えば、「兵児帯」(もとは子どもや男性が使用する柔らかい帯)をあえて取り入れることで、カジュアルな雰囲気にしたり。

レースやファーなどの洋風なものを組み合わせることによって、少し大正ロマンっぽさを出してみたり。

また、着こなし方だけでなく、素材も多様化しております。

これまで主流だった絹や麻、木綿などの素材に加え、近年ではポリエステルや機能性素材のものも。
着物が敬遠されがちな理由の一つでもある、メンテナンスの難しさも少しは解消されているのかもしれません。

どうもハードルが高くなりがちな着物ですが、若い人たちのアイデアによって少しいい方向に変化しているのでは?

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