正しいことをしてお金を稼ぎ、稼いだお金を正しく使う。

ご存知の方も多いと思いますが、Googleが企業理念的に公表している「Googleが掲げる10の事実」の中に、「悪事を働かなくてもお金は稼げる」というものがあります。

これをやれば(やめれば)もっと儲かるかも……ということがあっても、誰かを欺いたりマイナスの影響を与ることはやらない、それでも商売はできる。

…というような意味だと思います。そんなの当たり前でしょ⁉と思われるかもしれませんが、案外見落としがちなことではないかと思ったのでした。

 

どうも、マルワのシャドーサイドあれこれ担当 in 2022です。

本日は、(個人的に)新年最初のブログなので、初心に帰って「どのようにお金を稼ぎ、どのようにお金を使うか」ということについて個人的に思うところを綴ったブログです。

 


2020年の新型コロナウイルス感染拡大第一波の時に、マスクが店頭から消えたのと同時にネット上での高額転売が横行し、社会問題になったのはみなさまもよくご存じだと思います。

また、秒殺完売で買えなかった自分の大好きなブランドの服やスニーカーが、定価の3倍くらいの値段でメ〇カリに多数出品されているのを見て、こんなの許せん!と思ったことのある人も多いと思います。

そんなこんなで「高額転売=悪事」というイメージ はすっかり定着し、「転売ヤー」に良い印象を持つ人はあまりいないのではないでしょうか。

しかし、法律で禁止されているモノを除き、「転売」そのものは特に問題のない行為であることも事実です。購入額より高く販売することも、商売として考えれば当たり前のことです(仕入れ値より安く売るなんて普通はしませんよね)。

美術品が高値で売買されるのと同じで、なかなか手に入らない人気商品や限定品など、欲しい人の数に対して流通量が少ないものを、“高いお金を払ってでも欲しい!” という人が出てくることは必然ですし、高くても売れるのだから、高く売る人が出てくるのも自然なことです。 

そう考えると、必ずしも高額転売=悪事とは言えない気がします。

ただ、「高額転売のための買い占め行為」は良くないこと、と言えるのではないでしょうか。

例えば、「販売者が意図していない売れ方をすることによる販売機会の損失や企業イメージの低下」、「買い占め・転売対策に余分なコストがかかる(受注生産や抽選販売、購入数制限等への対応)」等は販売者にとって負担であり、大きなデメリットです。

また、“本当にそれが欲しい!” と思っている人が定価&欲しいタイミングで買えず、“それを欲しいとは思っていない転売目的の人” に買われてしまった結果、高額&しばらく待たないと手にすることができない、しかも、転売目的で買い占めた人に対して高額を支払わなくてはならない……というのは、購入希望者にとって負担であり、大きなデメリットです。

もちろん、感情の面での、「自分自身が高額転売を快く思っていない=正しいことだとは思えない」ということが高額転売=悪事と思う大きな理由なのは間違いないと思いますが(あくまでも個人の見解です)。

  


買い占め行為ではありませんが、ある意味同じようなこととして、わざと流通量を減らす・購入可能者を制限するなどして、プレミア感を 「意図的に」 創出し、購買意欲を掻き立てる(販売者側がコントロールする)マーケティング・販売の手法もあります。

売るため&話題作りのテクニックと言われてしまえばそれまでですが、欲しい人に適正な価格と適切な時期に供給できるよう努めるのが、企業の社会的責任であり、「正しいことをしてお金を稼ぐ」という点から考えると、これはどうなのだろう?と首を傾げたくなります。

もちろん、これ↑については、逆にできる限り適正な価格と適切な時期に欲しい人に供給するために仕方なくやっている(そうするしかない)という場合もあるかもしれません。その場合は、むしろ正しいことをしていることになるといえるでしょう。

しかし、例えば、次のようなことについてはどうでしょうか?

  • 取引先に無茶な依頼ばかりする、度を越した値引きを強要する
  • 他者の著作物や商標を無断で使用する
  • お客さま(利用者)を欺く、またはわかりにくい説明しかしない(入会はメールやネットで簡単にできるのに、退会は電話でしか受け付けない、商品やサービスのデメリットを伝えない、など)
  • サービス残業・有給休暇を認めないなどの労働力の搾取、各種ハラスメント行為の放置(違法労働による生産)

悪気はなくても、これらのようなことを日常的にしている人や企業は案外少なくないのではないかと思いますが、悪事を働かなくてもお金は稼げる、という視点から考えたら、これらのようなことについて、どうするべきかは自ずと答えは見えてきますよね。

 

高額転売されているモノだって、誰も買わなければ必然的に値段は下がっていきますし、高額で売れないものは買い占めのターゲットから外れていきます。

ちょっとした不正・粉飾などの疑いがあるだけで、 “行き過ぎた” 不買行動をするのはどうかと思ったりもしますが、ブラック企業や濃厚グレー企業だって、応援してくれる(商品やサービスを買ってくれる)人がいなくなれば必然的に淘汰されていくはずです。 

最終的には、自分自身が納得できるかどうか、というところが「正しいことをしてお金を稼ぎ、稼いだお金を正しく使う」ことの大きなポイントにはなりますが、自分自身が腹落ちできない手段でお金を稼いだり、腹落ちできない相手にお金を使ったりしないようにしたいですね! 

  


…なんてとりとめのない内容になってしまいましたが、そんなこんなを考えながら迎えた2022年の私の脳内DJのパワープッシュは、The La’sの永遠に色あせることのない大名曲、“There She Goes” です!

スゥ~っとメロディーが頭に入ってきて、一度入ったらなかなか抜けて行かない、とてもシンプルかつ強力な名曲です。

イントロのアルペジオが流れた瞬間にココロもカラダも持っていかれてしまいます(何処へ?)。

“この気持ちを押さえられない” 的な感じの、とてもシンプルな片想いソング(諸説あり)ですが、この年末年始に関しては、私には「また欲しいものが現れる、(中略)押さえられないこの気持ち!」なんて風に聴こえてしまっていたようです(言い訳)。

決して高額転売商品に使ったわけではないですが、なんやかんやとついつい浪費してしまったこともあって、着なくなった服をフリマで売ろうかなと思って相場を調べたら、定価以上でも売れそうな感じだったので、どうしたものか……なんてことを思いつつ、お金を稼ぐこと&お金を使うことについてふんわりと考えていた、というブログでした。

あぁ、浪費癖……

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