11月に入ったのにまだまだ暑い日が続きます。朝晩は寒いのですが、日中は汗ばむくらいの暑さで、体調管理が難しい季節です。
さて、先日5日の日曜日、熱田神宮から伊勢神宮まで秋の伊勢路を走る全日本大学駅伝があり、圧巻の走りで見事、駒澤大学が優勝をしました。
私の家からは駅伝のコースである国道23号までほど近く、毎年、沿道まで観戦に行き応援をしています。
スタンドで観戦するスポーツと違いほんとに近距離で選手の姿を見られるので、息遣いや真剣な眼差し、飛び散る汗までもが感じられ、とても臨場感があり心ワクワクしてきます。
この駅伝という競技は、他の陸上競技とは違い、個人競技×チームスポーツであります。
選手は任された区間を走り切らなければならない。そして一本の襷を次の走者に渡さなくてはならない。襷をつなぐことによってチームとしての連帯感が加わり団体競技となる。
この仲間との連帯感こそが駅伝の魅力を感じるひとつです。
襷を受け取った者は次のランナーに絶対に渡さなきゃという強い使命感を生み、なかには実力以上の力を出す選手もいます。そんな姿をみていると、応援している私たちにもパワーを与えてくれるような気がします。私はいつも見終わった後は、熱い気持ちになって、明日からの活力をもらいます。
我々が日々携わっている印刷という仕事もこの駅伝と同じく、任された工程を各人が熟し次の部署の方へつないでいく。けしてひとりでは完結できない仕事です。会社というチームのなかで、それぞれの部署の皆さんがいてはじめて成り立つんだなぁと感じます。
私もついつい自分勝手に物事を考えそれがミスにつながることも…。前後繋ぐ相手のことを考えた仕事の仕方を心掛ける事が大事だと思います。
チームとしての目標を明確にすることで選手個々の役割も明確になる。勝つためにはどういう走りをするべきなのか。また他の走者の気持ちになって襷をつなぐことも大事なんだ…と。
淡々と過ぎていく毎日のなかでたまにはスポーツに感動し、今の自分と重なり合わせてみるのも悪くない…と思った一日でした。