隣に座った女子高生を見て

卒業シーズンだからなのか、最近いつにも増して制服姿の学生さんを見かけます。
朝の通勤、通学ラッシュ。

たわいもない話で盛り上がっている女子高生たちを横目に、ちょっぴりあの頃に戻りたいなあなんて思ったり。
あの10代特有のキラキラ感は、どの時代にも共通するものなのかもしれません。

一方で、制服の着こなし方は自分の時とはまるで違っていて、面白いなあと思います。

自分の中の女子高生像は、短めのスカートに紺色のハイソックスで止まっているのですが、どうやら今の子たちは違っているようで。
最近電車で見かける子のほとんどは、長めのスカートにくるぶしソックスのスタイルなのです。
面白いほどに真逆ですね。

なんなら、自分の世代にとって、制服に短いソックス=「ダサい」という認識でした。
ところが、時代が変わると、それが一転して「可愛い」になる……。
改めてファッションって紙一重だなと考えさせられます。

そんな感じで、どうやら制服にもトレンドなるものが存在するようです(もちろん、校則や地域差もあるかとは思いますが)。

遥か遠い記憶を辿ってみると、自身の通っていた高校は、鞄や靴は比較的自由ではあったものの、肝心な制服がとにかく可愛くない!と、年頃の女の子たちにそれはそれは不評でした。
そんな中、如何にしてダサさを軽減させた着こなしができるかに全力を注いでいた記憶があります。

校章が見えないように袖を捲って隠してみたり、学校指定じゃないカーディガンを羽織ってみたり。
今なら余計なことはせず、普通に着たほうが全然良いなと思えるのですが、当時はとにかくみんな必死だったなあ、と懐かしく思います。

制服の例に限らず、どんな状況下でも、少しでも良くしようと創意工夫(という名の抵抗?)をする女子高生って、実は見習うべき存在のような気がします。

「そんなことをする暇があるなら勉強しなさい!」と思われるかもしれませんが……。

どんな些細なことでも、真っ向から向き合えるってとっても大事なことですよね。

全然余談ですが、スカート丈とメイク違反の常習犯だった友人が運悪く鬼の生活指導の先生に捕まり、強制的に顔を洗わされていた日のことを思い出しました。

何事もほどほどに、ですね。

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