色⑨:茶

おはようございます。

色シリーズでブログを書いております。
今回は「茶」です。鶏むね肉をソテーにして焦げ色を見ていたら、高校生のころを思い出しました。

【茶色いものは美味い】
学生時代、クラスで声の大きな女子生徒が言っていました。焼肉、ハンバーグ、ラーメン、パン、チョコレート……確かにそうだ、と当時思わされたのを思い出しました。茶色は、食べ物の焦げ色や動物の毛皮、肌や髪色、木々や岩土など、生活に密接に関係しており、親しみやすく温かみのある色です。なじみがないかもしれませんが、茶色にもたくさんの色名がつけられています。

【日本と茶色】
日本は昔、色で階級を表す文化がありました。庶民は、鮮やかな色を身に着けることが禁止されていました。それでも、茶色の色加減で他の人と差別化しておしゃれしていたと言われています。日本人は色を見分ける能力が高く、昔は茶色やネズミ色の微妙な色の違いだけで100以上の色名があったと言われています。

【困ったら茶色】
茶色は、様々な色の混合色です。
黒では味気ないときなどは、代わりに茶色を使用することで、工夫がみられるようになります。周りがカラフルで締まらないときも、すべての色の中間色である茶色を使うとうまくいくことも多いです。また、赤みがかった茶色、黄み、青み、緑み、……微妙な調整でさまざまなニュアンスを持たせることができます。しかし、茶色ばかり使うと、濁った印象になることもあります。少しの配合具合で印象が変わるので、多用注意です。周囲の色とのバランスが大切な色です。

さまざまな色味を出すことができるため汎用性がある分、バランス調整が難しくもある茶色ですが、便利な色なので仲良くしていきたいものです。茶、といえば茶トラ猫。最後にわたくしめの愛猫を添付させていただきます。

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