子どもにゲームを与えるとき、
「1日30分!」「やりすぎ注意!」という昔ながらのルールを自然に思い浮かべていませんか?
実は今のゲームは、私たちが子どもだった頃とはまるで別物。
ゲームの世界はとんでもないスピードで進化していて、
昔の感覚のままでは、正直まったく通用しません。
オンラインで広がる“遊び”と“学び”
まず驚いたのは、オンラインによる広がりです。
友達とリアルタイムで協力プレイをしたり、情報交換をしたり、
さらにはゲーム内でアイテムを手に入れるためにコミュニケーションが必要になることもあります。
昔は隣に座った兄弟や友達とコントローラーを渡し合っていたものですが、
今はWi-Fiさえあれば、世界中の誰かと一緒にプレイできる時代になりました。
一人っ子でも、みんなとつながれる
「兄弟がいないから対戦相手がいない」
そんな悩みも、今ではありません。
オンラインで世界中とつながることで、
一人っ子でも自然と対戦や協力プレイの中に入っていける環境が整っています。
これはゲームだけでなく、人とのつながり方そのものが変わっているということかもしれません。
「1日30分」では足りない!? 今のゲームのボリューム感
昔のゲームは、サクッと短時間で終わるミニゲームや、
単純なストーリーで完結するものも多かった印象があります。
しかし今は違います。
映像も音もクオリティが格段に上がり、
世界観も深く、ミッションやイベントも次々に更新されていきます。
「1日30分」では、正直「やった気がしない」のが本音でしょう。
攻略本よりYouTube!情報の探し方も進化
昔は分厚い説明書を読み込んだり、攻略本を片手にプレイしたりしていましたよね。そのためにお小遣いを貯めたりもしていました。
でも今の子どもたちは、わからないことがあればYouTubeで即検索。
誰かのプレイ動画を見て攻略法を学び、
ときには自分も動画を投稿する「発信者」になることもあります。
ただの遊びではなく、学びと表現の場にもなっているのが今のゲームなのです。
親こそアップデートを
こんな風に、今のゲームはただの「娯楽」ではなく、
つながり・創造・学び・交流の要素が詰まった世界になっています。
昔の感覚で「ゲーム=ダメなもの」と決めつけてしまうと、
子どもの大切な可能性を見逃してしまうかもしれません。
だからこそ、親の感覚もアップデートしていくことが大切なのだと、
日々子どものゲーム姿を見ながら感じています。
「ゲームをやらせるか・やらせないか」だけでなく、
「どんなゲームを、どんなふうに楽しんでいるのか」
その視点で子どもと会話してみると、
思いがけず、深いつながりが生まれるかもしれませんね。
ということで今日も私は夜な夜なゲームをして楽しもうと思います(笑)