例年より早い梅雨入り……の筈が、名古屋は雨も少ないまま、暑くなる一方です。
先週あたりからマルワ制作部のフロアもエアコンが冷風の仕事始め。すっかり夏ですね。
社内校正として日々お客さまの原稿等の文章を読んでいると、誤字・脱字、その他いろいろに出会います。
基本的には入稿された原稿を至上のものとして、違和感があった箇所については「お伺い」として疑問点としてお返しすることが殆どです。
よく分量が多めの案件でお聞きすることが多いのが、「表記ゆれ」です。
例えば、
「お客さま」「お客様」「御客様」、「顧客」「クライアント」……
「弊社」「当社」「我が社」「マルワ」……
これらは、会社案内や事業報告書等で発生する「ゆれ」です。
どうせ意味は同じなのだから、好きに書けばとも思いますが、統一すればまとまりが出ます。私的な、内々のものでないなら統率されたものの方が良い印象であることが殆どでしょう。
ちなみにマルワでは、自社用の印刷物は基本的には全て「お客さま」で統一するようにしています。
「マルワ」と表記するか、「弊社/当社etc.」と表記するかはモノ次第。伝えたい先や媒体によって使い分けています。
その他、日常的に使用する語句では、
「こと/事」
「いい/良い」
「いろいろ/色々」
「ひとりひとり/一人ひとり/一人一人」
「キレイ/奇麗/奇麗」
「などなど/等々」 漢字にするか、ひらがな表記か、はたまた……という「ゆれ」が発生しがちです。
この件に関しては、個人的には完全に「好み」であると思っていますが、ひとつの文章内では統一した方が美しいのではないでしょうか。
同じ語でも、漢字表記/ひらがな表記/その他で印象も変わってくるものです。
漢字が多い文章ではひらがなの方が、ひらがなが多い文章では漢字の方が読みやすい、なんてこともあります。
迷ったら文章全体のバランスで決めても良いかと。
さてマルワ社内の風物詩、大プロジェクトのひとつ、「サスティビリティ(SDGs)レポート」編纂の時期が近付いてきました。
以前は「CSR報告書」という名前だった1年間の活動の総まとめ。各セクションからそれぞれが担当する案件についての原稿を集めます。
そうなると、もちろん文体や書式の違い、ページに対しての密度の違い(文章多め/画像・表多め)など、各々の個性の違いが現れます。
何とか読みやすく、分かりやすい報告書となるよう、担当する広報委員会メンバーと知恵を絞ります。
もちろん表記ゆれチェックもしっかり頑張ります。
マルワの期末は8月なので、9月には前期の活動を報告する「委員会発表会」を今年もオンラインで配信する予定です。
観覧して下さるお客さまは、合わせてレポートも是非ご覧くださいね。
コメント
[…] 本格始動なので、先月に引き続きネタにさせてください。 […]