4月の下旬に愛知県印刷工業組合の「新入社員研修」にて「アイデアの出し方」について、お話させていただきました。
「ひらめき」を待つのはスランプの原因。いろんなアイデアの出し方を知っておこう!ということで、すぐに取り掛かかれて、かつ実用的なアイデアの出し方や発想法を紹介しました。
こんな感じです。
アイデアの出し方の本を見ると必ず載っているド定番の方法を含めて、8種類をザっと説明しました。
このブログでも「ルビッチならどうするか」については書かせてもらっています。(https://maruwastaff.wordpress.com/2019/08/09/%e6%9e%a0%e3%81%a8%e3%80%81%e7%b2%8b%e3%81%a8/ )
研修の中で「同じ依頼(問い)でも、納期、予算、技術、要望や、企業イメージ、あなたの会社に求められれていることなどで、最良のアイデア(答え)は違ってきます。より多くの数のアイデアを出して、その中からその依頼にあった最良の選択をしましょう」と話しました。
とりあえず、数を出しましょうと。
1個より2個
2個より10個
10個より100個
100個より1000個
2個の中から選んだ最良のアイデアと、1000個の中から選んだ最良のアイデアでは、1000個の中から選んだ最良のアイデアの方が「良いアイデア」と感じないでしょうか。
仮に、結果、同じアイデアを選んだとしても、「1000個から勝ち抜いてきたアイデア」と自信が出ます。
だから、よりたくさんのアイデアを出しましょうと。
そのための方法として上記の8種類を紹介しました。
僕は、その8種類を試す前に、まず下準備をします。
「問い」に関する言葉やイメージをズラッと書いていきます。
たとえば「今よりもカレー店に来店してもらえる企画や販促物」という問いなら
「カレー店」や「カレー」に関することを書き連ねていきます。
・スプーン
・水
・ルーを入れる容器
・福神漬け、ピクルス
・スープカレー
・ナン食べ放題
・チキン派、ビーフ派
・スナック菓子
・カップヌードル
・辛さを選べる
・隠し味にハチミツ
・カレーうどん
・店名に「ナマステ」が多い
・ドライカレー(伊勢)
・シーフードカレー
・服に飛び散る
・加齢、彼、華麗、鰈
・印度カリー子
・Googleで「夏野菜」と検索すると「夏野菜カレー」が出てくる。枕詞。
・ネパールのカレーだけど、インドカレー店にした方が売れる。
・スパイス(基本はクミンパウダー、ターメリック、コリアンダーの3種類)
……などなど、こんな感じで思いつくまま書いた「アイデアの素」を元に上記8個アイデア法を当てはめていきます。
この思いついたことをザーっと書いていくときに重宝するのがA4サイズより大きい30cm x 30cmの「迷惑ノート」です。
ビッグサイズです。
スマホやノートパソコンなどのデジタル機器よりも、「少し前に書いたことに派生したこと」やイラストなどが書き込みやすく、画面より大きいので俯瞰して見ることができるので、自分には合っています。
説明文では「カバンに入らない」となっていますが、逆に、このノートが入るサイズのトートバックを持ち歩くほどです。
東大生はノートを記憶・インプットする道具とするのではなく、整理してアウトプットする道具として使っていると本で読んだことがあります。
是非、お試しいただきたいのですが、このノートの最大の欠点はポストに入らないので、宅配便扱いになること。
つまり、送料が高いところにあります。
現在、店頭のみの販売です。
その問題を解消するアイデアを考えなければなりません。
コメント
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