リガチャ(合字)

欧文組版のルールにリガチャ(合字)というのがあります。英語だと「ligature」、「むすぶ」という意味です。

欧文では「f」と「i」や「f」と「l」が隣り合ったときに、下のように不自然に重なり読みづらくなることがあります。

下はイタリック体ですが、「f」と「i」や「f」と「l」のつながりの不自然さが顕著になります。
この状態を解消するために必ず行われるのが合字です。

合字を行うことによって「f」と「i」や「f」と「l」がつながり読みやすくなりますよね。
活版印刷の時代には、「fi」や「ff」などが1文字の活字として存在していたそうですが、現在では、欧文合字を持っている書体であれば、アプリケーションソフト側の設定で自動的に合字にすることができるので、特別な指示(英語の教科書や問題集では使用しない等)がなければ合字にすることが多いです。

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