某自動車メーカーのお話。
「やっちゃえ」とか「やったぜ」でお馴染みのあのメーカーから、遂に高速道路で手放し運転が出来るクルマが登場します。
これでまた自動運転への道が近づいた印象ですがこの会社、だいぶ前に自動運転と誤認させるようなCMを流して公正取引委員会から怒られてました。
それだけに、こんな夢の技術が実現してもあまり際どい訴求はしてないようですね。
そんな進んだ技術を持っているからか、自らを「技術の〇〇」と呼んでます。
これを聞いて皆さんはどう思われますか?
「技術がすごい会社なんだ!」と思う反面、「で?」と思ってしまいませんか?
そのすごい技術で自分に何をしてくれるのでしょうか?APPLEが「技術のAPPLE」と言いませんよね。iPodやiPhoneの登場で自分のライフスタイルがどんなに豊かになるのか、そんなワクワクをAppleは提示してくれました。
技術を誇らしげに自慢されても、自分にどう得があるのか伝わらなければ購入の動機にはなりません。この自動車メーカーに限らず、日本企業はスペックを訴求する傾向が強いようです。
印刷会社の場合、、、
ウチの印刷機は300線で印刷できるんです!
ウチの工場は環境負荷低減を徹底しています!
よくPRポイントで聞きますが、その技術がお客様の希望を叶えてくれなければ何の意味も持たないと思います。
冒頭の自動車メーカーは今とても大変な状況です。反面教師として肝に銘じたいと思います。
PS
あくまで一個人の感想です。一時期はとっても良いクルマを出していたものです。
その技術を活かして、「自動で指定の位置に戻ってくるイス」や「誰が打ってもホールインワンできるゴルフボール」を開発するなど、遊び心も持ち合わせている会社なので、頑張って欲しいです!!
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