「大正ロマン」「昭和レトロ」などの造語が生まれたように、時代が進むごとに過去に流行ったカルチャーを懐かしむ動きがあります。
どうやら、まだまだここ最近の話だと思っていた平成も例外ではないようで…
主に平成初期頃に流行ったカルチャーを「平成レトロ」と呼び、懐かしいものとして取り沙汰されているようです。
その時代でいうと、「写ルンです」や「たまごっち」、「ギャルファッション」あたりがその部類に入るようです。
そんな中でも、今回は平成初期を代表するといっても過言ではない、「スケルトンカラー」について紹介したいと思います。
突然ですが、最近買った私のお気に入りのワイヤレスイヤホンをご覧ください。↓
なんとスケスケで内部の機械が丸見え!
これを見て、おそらく30代以上の方は懐かしいと感じたのではないでしょうか?
そう、まるで2000年前後に流行ったスケルトンブームを彷彿とさせるようなデザインになっているのです。
当時は家電やゲーム機など、あらゆるものがスケスケでしたね。
有名どころでは、「マッキントッシュ」「ゲームボーイ」「G-SHOK」など。
実家にあった、自身の幼少期のVTRが収められたVHS(これ、20代前半の方に伝わります…?)も確かオレンジのスケルトンカラだった記憶。
こういった商品は馴染みのある世代にとっては懐かしいと感じる一方、Z世代にとっては目新しく感じるようです。
昔流行ったカルチャーをワイヤレスイヤホンという新しいものと融合させることで、様々な層を取り込む戦略なのでしょうか?
今のY2K(※2000年代初頭のファッションやデザインからインスパイアを受けること)ブームに上手く乗っかっているなと感じました。
ちなみに、スケルトンは英語で「骨格」を意味する「skeleton」と書くそうですが、日本語の「透ける」から来た造語だと勘違いしている人も多いそうで、おやじギャグっぽいな、とちょっとクスッとしました。