防災について考える

防災について考える

日本は地震が多い国と言われています。
世界の国土の1%も満たない中で約1割の地震が日本周辺で起きているそうです。
地震が多い国と言われる所以も納得ができます。
今年は酷暑が続き、線状降水帯による局地的な大雨、内水など様々な自然災害が発生しました。

防災を考える上で、一番初めに思いつくのが「備蓄」についてではないでしょうか。
災害が起こる、もしくは近づくたびにニュースで店頭から商品が消えたなどのニュースを目にすることも多いかと思います。

「備蓄」と聞くと、1日分、3日分、1週間分と期間がまちまちな情報が出てきます。
この違いはなぜかご存じでしょうか?公共の道路事情をみるとその理由に納得できました。

1日分:(個人の備蓄)災害当日の備え、その日を過ごすために必要最低限の物の用意
    (道路事情)人命救助優先、救助された人を医療機関に搬送

3日分:(個人の備蓄)交通網の寸断により、行政の支援も届かない可能性が高い
    (道路事情)緊急物資の受け入れ開始、地域の状況に問わずその日に必要と思われるものが優先的に輸送される

1週間分:(個人の備蓄)大規模な災害の場合、ライフライン(電気、ガス、水道など)も復旧する可能性が低く、物流機能も停止したことにより食料の供給が間に合わない可能性がある
     (道路事情)1週間程度までは緊急物資の輸送が中心。徐々に地域の状況に沿った物品の輸送が始まる

道路の優先的な使われ方を見ると個人としては期間がまちまちな理由が、少し理解することができました。
変わった見方で見ると最低でも3日間。可能であれば1週間は自助努力が求められるのだと感じます。

また感染症拡大以降、備蓄は2週間とも言われるようになりました。
災害時は人命最優先で、命の危機になければ自分の身は自分で守ることが求められているように感じます。

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