スゴイ!と、新人研修と

先週、マルワにて愛知県印刷工業組合の新人研修が行われました。

「印刷人として 知っておきたい 印刷技術講座」と題して、当社の印刷技能士1級のオペレーターが講師を務めます。

座学と工場見学を交え丸一日の長丁場。

はじめての講義を担当するので、まずは資料作りからとなります。

僕なんかだと4月に入ってからバタバタと準備してしまうのですが、講師のオペレーターは昨年の末ぐらいから資料作りを開始していて、それだけでも「スゴイ!」と感じます。

早々に資料の骨組みは完成していました。

ただ、難しいは「知っている人」が「知っていること」を「知らない人」に伝えること。

ついつい普段使っている専門用語を用いて説明してしまいます。

対象が、印刷会社に入って2ヶ月目の方々なので「印刷の知識」が皆無ではないので匙加減も難しい。

そこで出番なのが、僕です。

講師が実際に大型モニターに映し出しながら練習しているのを見て「アソコがわかりにくい」とか「こんな感じの方が伝わるのでは」と感じたことを言う係です。

ここでも「スゴイ!」と思ったのは、その意見をほぼほぼ取り入れて改善してくれたところです。

まあ他人のアドバイスや意見は兎角「いや、そうは言っても自分の考えたモノの方が良いに決まっている」と思いがちで、なかなかアドバイスや意見を受け入れにくいものです。

特に全く考えて練りに練って考えたものについては受け入れにくくなりますし、歳を重ねると より難しくなっていきます。

ここも見習わなければと感じます。

さて講義の内容ですが、技術論や知識の話を始める前、講義の最初と最後に精神論が出てきます。

「精神論」と書くと昭和な感じがするので「思考術」と言った方が良いでしょうか。

今回の講義で僕が重要だと感じたのは、この2枚のスライド。

心が変われば行動が変わる。

行動が変われば習慣が変わる。

習慣が変われば人格が変わる。

人格が変われば運命が変わる。

百聞は一見に如かず

百見は一行に如かず

百行は一価に如かず

百価は一幸に如かず

両方とも「行動すること」の重要性についての話になります。

そして、この「行動すること」の難しさを解いています。

スケジュールを前倒しして資料を作る

他者の意見を取り入れる

健康的な生活を送る

無駄なモノを買わない

ゴミを拾う

適度な運動を行う

良いこととは頭で理解していても「行動すること」「一歩踏み出すこと」の難しさは、みなさまの中でも1つ2つ心当たるのではないでしょうか。

行動しないと変わらないのも、薄々気づいている。

それでも、なかなかやれないのも人間です。

だからこそ「行動した人」「一歩踏み出した人」は評価されたり、結果が残る可能性が高くなるのだと思います。

新人研修も「ただ聞くだけ」「知識を入れるだけ」ではなく、得たものを今後の会社で活かしてもらいたいという想いで行っています。

だから、この「行動する」という思考が「印刷」の研修にも挟み込まれているのです。

これは僕らが会社から費用が出てセミナーや講座に出席する側のときも同様です。

肝に銘じておかないといけません。

という このブログを、更新日に書いている説得力の無さ。

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