「人は見た目で判断する」と言うと今のご時世、問題になりそうですが、人に対してではなく、商品や建築物・風景などは見た目で、いかに「美味しく見せるか」「美しく見せるか」「分かり易く見せるか」など作り手側のお客様に対する想いや工夫が凝らされています。
まさに「映える」です。
例えば料理などは、「おいしさは、80%が見た目で決まる」とも言われており、レストランなどでは食べ物の味だけではなく、色使い、高低差、奥行きを考えた盛り付けをし、お客様に美味しく食べていただけるような演出をしています。
お菓子なども商品の詰め方・パッケージデザインも色々と考えられており、包装してある商品を手にしてから包装紙を取って箱を開けて、商品にたどり着くまでのワクワクする演出も考えられています。
また風景の世界でも。以前、庭師の方から聞いたお話では、日本の庭では左右対称にはせず、部屋から見ると一枚の絵のように手入れする。枝もただ切るだけではなく、部屋から切り口が見えない様に、植物に負担を掛けない様に整えるそうです。
どんな世界も、お客様の手に渡った時の事を創造し、商品の良さを引き出すためにも見た目を考えることは大切ですね。