今の時代、基礎力って要るの?

こんにちは。オンデマンド機担当のOです。
いかがお過ごしでしょうか?まだまだ花粉症が酷いですね。

さて、今日はタイトルの「今の時代、基礎力って要るの?」というテーマで話してみようと思います。

何故このテーマを持ってきたかというと、
ここ最近ブログで「ChatGPT」や「midjourney」などのAIの話をいくつか取り上げていたのですが、
色々な分野で新人が成長するために必要だったいわゆる「基礎力」が、
もしかしたらもう必要なくなっているのでは?という疑問が湧いてきたのです。

文章に関してはさすがにまだ考える力を養うことに必要性はありますし、
大学なども必死にAIの使用を制限して学生の基礎力の低下を止めようという気配がありますが、
絵や画像に関しては、もはやデッサンやレタッチの練習をたくさんやる意味がよく判らなくなってきました。

というのも私自身、学生時代は美術系の大学へ通っていて「たくさん描け!」と教わってきたのですが、
AIでここまで描ける時代なら作品を作って成長していくためのプロセスは昔と変えた方が良いのでは?
…と思うのです。

マティスもピカソも彼らが生きてきた時代に描いたものだからこそ今でも価値があるのであり、
それが誰でも手軽に画像生成できる時代で同じやり方をしても、作品を見る人の心には刺さり難くなっているだろう、
ということです。

これは作る側そのものの問題点というよりかは、
受け取り側が変化してきたので作り手もやり方を変えなければいけないという問題提起です。

このブログを書いている今現在ならば、よく見れば人が描いたかAIが描いたかの区別は辛うじてつきますが、
明日にはもうそれすら出来なくなっているかもしれません。
そうなると人の心に訴えかける作品作りのスタンスやテクニックにも何か変化が必要なはずです。

そしてどの分野にも言えることですが、
新人の教育方針、基礎力の教え方とその必要性の説明などなど…
先行く大人たちが今一度考える時が来ています。

正解はありませんが、それについて考えて備えておくことは大事なことだと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました