私が小学生の頃、199X年に核戦争が起こった「北斗の拳」の世界観に熱中したり、「ノストラダムスの大予言」で1999年7の月に人類が滅ぶといったことを信じる信じない論争があって、XX年っていうのを結構意識していた記憶があります。
幸いそんなことは起こらなかったんですが、昨今の状況を見ると決して安寧ではいられないのかと思い、色んなXX年問題について興味がわいてきました。
割と前に言われて記憶に残っているのがコンピューターの2000年問題。当時のPCは年号を2桁で保存していたため、2000年を00年と間違えて様々な誤作動が起こるのでは、、、と当時のエンジニアの方は大変だったと思います。コンピューター関係は他にも2014年問題(WindowsXPのサポート終了)、2036年問題や2038年問題(日付表示の不具合による誤作動など)などなどこれまでも、これからも色んな問題が山積のようです。
個人的には2045年問題に関心があります。AI(人工知能)が人類を超えるという、いわゆる「シンギュラリティ(技術的特異点)」が来ると予測されている年です。けっこう前から言われていますが、ChatGPTやBard(実験版)がリリースされている今、その時期はもっと早く訪れるのではないかと思ってしまいます。
さて、そんな壮大なXX年問題は自分では解決できないですが、身の回りにもXX年問題ってあるのではないでしょうか?一般企業ではX年後に技術者が大量に定年を迎える、とかX年後に業務に係る法律や制度が改正されるなどがあると業務の見直しが必要です。(近いところで2024年問題=運転業務の時間外労働が制限されるため、物流に大きな影響が起こるとされる。があります)
ご家庭でも当てはまると思いますが、半導体不足による車の供給問題。マルワでも社用車を何台かリース契約しています。XX年に車検を迎えるからと、通常はリースアップ時期の少し前に新車を発注しておけば良いのですが、それでは納車が間に合わず乗る車が無くなってしまう。そんな問題が頻発していると言うことをディーラーの担当さんから聞きました。常日頃から担当さんとのコミュニケーションを密にしたり、万一に備えてカーシェアなどの代替手段を確保したり、前倒しで新車を発注したりということを実施しました。
思った以上に私たちの身近にもXX年問題がありそうです。そんな備えにも役立つのはやっぱりBCP(事業継続計画)の考え方。いざ、と言うときにも重要な業務が継続できる体制や施策を事前に計画して備えておきましょう、という戦略です。マルワでは自社運用しているだけでなく様々な広報物や講演活動を通して普及啓発しています。
この考え方を意識しておけば災害が起こったときの連絡手段とか、避難の方法といったことをご家庭で見直すことにも役立つことと思います。
20XX年は2023年かもしれません。このブログを読んでいただいた方への気づきになれば幸いですし、自分にも改めて意識付けしようと思います。
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