こんにちは!企画営業部のKです。
先月から年間を通して実施する研修に参加させてもらっています。
この研修、このブログの担当者全員が経験していまして、多種多様な業種から次代を担う人材を育成するという趣旨のもと、同じような境遇の人たちと切磋琢磨していこうというものです。
その中で、かの有名な「7つの習慣」から”インサイドアウトのパラダイム”という項目がありました。
???「パラダイムシフト」という言葉は聞いたことあるけど・・・
「インサイドアウト」、飛距離が伸びると言われる野球のバッティング技術?
あまりに自分が不勉強なのがばれてしまいますが
「パラダイム」とはモノの見方、固定観念・先入観や色眼鏡と置き換えられるもの、
「インサイドアウト」は物事を人や状況のせいにせず、内なる個人からどうやったら出来るかという考えのもと行動することで、望む結果を得られるということだそうです。(反対語で「アウトサイドイン」=望む結果が出ないことを周囲や状況のせいにする)
要は、ある状況に陥ったときに「アウトサイドイン」「インサイドアウト」のどちらのパラダイム(視点)で見るかによって見えるものが変わってきます、ということだそうです。
その習慣づけの課題で、「インサイドアウト変換」というものがありました。例文を与えられ、それをインサイドアウトで考え直すというものです。
そこで出たお題
➡ 「メンバーに恵まれていない。この戦力じゃ勝てない」
皆さんはどのように変換しますか?私はこのお題をみて、真っ先に落合監督就任1年目の中日ドラゴンズを思い浮かべました。
コーチ経験が無く、いきなり古巣中日の監督に就任した落合博満はトレードなどで戦力を補強することなく、「個々の選手の能力を10%底上げする」ことで日本一になると宣言したのです。
普通、新監督はとかく新戦力補強に頼りがちなところ、これは異例のことです。(野球ファンでない方ゴメンナサイ)
結果彼は、
💡 キャンプ初日から紅白戦を実施し、緊張感を持たせる。
💡 6勤1休の地獄のキャンプ。
💡 中日に来てから一度も登板していない川崎を開幕投手に指名するサプライズ。
これらを駆使して、リーグ優勝は逃すものの、プレーオフを制して見事に日本シリーズに進出し、その後のドラゴンズ黄金期を築いたのです。
つまり、「目立った補強をしてないから今年はダメだ」というパラダイムから「ずっとチームでやってきたメンバーだからチームワークも良いし、1人が10%頑張れば大きな力になるのでは」というパラダイムに変換したのです。
先の例題 「メンバーに恵まれていない。この戦力じゃ勝てない」の模範解答は
「このメンバーの長所を活かすことができれば、必ず勝てる!」
といったところではないでしょうか。まさしく落合政権1年目と同じ 😯
落合監督は選手時代は「オレ流」と言われ、自分勝手なイメージでしたが、リーダーとしての資質を持ち合わせていたんですね。
思わず長文になりましたが、スポーツ界にもこのような例はたくさんあります。自分の職場環境よりもこうした興味のある世界の例で置き換えてみると、むしろ身近なものになるかもしれません。
ドラゴンズ、今年は何とかプレーオフには進出して欲しいと思いながら締めさせていただきます 🙂 。
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