こんにちは、オクムラです!
10月12日、愛知県南知多町の篠島で開催された「おんべ鯛奉納祭」に行ってきました。
このお祭りは、塩漬けの鯛を伊勢神宮に奉納するという、1000年以上の歴史をもつ伝統行事。
前から気になっていたのですが、今年ようやく日程が合い、念願の初参加!
島全体が“奉納の日”を祝うような、あたたかい雰囲気に包まれていました。
前日の夜には「おんべ鯛前夜祭」が開催され、港の周辺が大賑わい。
屋台やDJステージ、太鼓の演奏などがあり、まるで夏祭りのような盛り上がり!
島の子どもたちも浴衣で楽しそうに走り回っていて、篠島の人たちの“お祭り好き”な気質を感じました。

翌朝はまだ薄暗いうちから漁港へ。海風の中、漁師さんたちが干鯛を積み込む様子がとても神聖。
この干鯛(おんべ鯛)は、伊勢神宮の神嘗祭に奉納される特別な鯛。
島の代表船「御幣鯛船(おんべだいせん)」が出港するとき、港中から拍手と声援が沸き上がり、
見送る人たちの姿に胸が熱くなりました。

港では奉納式のあと、餅まきや抽選会、ステージイベントなどが開催。
観光客も地元の人も一緒になって盛り上がる、アットホームな空気が印象的でした。
特に印象に残ったのは、漁師さんの笑顔と、子どもたちの元気な声。
「海とともに生きる島の誇り」を感じられる一日でした。

篠島へは、師崎港から高速船で約10分。
朝早くてもアクセスしやすく、日帰りでも十分楽しめます。
伝統行事としての厳かさと、地域の温かさが融合した本当に素敵なお祭りでした。
島の人たちが代々守ってきた「おんべ鯛奉納」の意味を肌で感じられて、
海の恵みに感謝する気持ちが自然と湧いてきました。
また来年も行きたいと思います!
