今回のお題は検索にひっかからないかな?とよこしまな気持ちもありながら、現在公開中の映画のタイトルを使わせていただきました。
いろいろあったけど、本当に良い映画でしたよ。原作漫画は未読ですが、どちらも多方面から絶賛の声が聞こえてきます。
さて、「斯々然々(かくかくしかじか)」は長い話を「これこれこういうことがあって」といった具合に省略する際に使われますが、古くは日本書紀や万葉集にもこの語源となった言葉が出てくるそうです。

なかなか日々の会話で使う機会も少ないと思いますが、長くなりそうな話を端折って伝える際には便利だと言えます。
例えば約束に遅れたとき、「かくかくしかじかあって遅れてしまいました。。。」
ここには単純に寝坊した、とかの言い訳のしようのない理由を、なんとなく「お察しください」的なニュアンスで使ったりする方も多いのではないでしょうか。
そういう意味ではあまりビジネスシーンでは推奨されない言葉ではあります。

一方で、結論をすぐに述べる点においては「かくかくしかじか」は有効だと思います。不安な時ほどあれやこれや前置きが長くなって、結論がいつまでも伝わらないシーンってあると思います。
潔く結論だけを述べられる方ほどコミュニケーション能力が高いと言われます。自分がプレゼンテーションする際には、まず結論を述べる、を心掛けたいものです。

因みに「かくかくしかじか」みたいな曖昧な感じの表現って、日本古来のコミュニケーションから生まれた日本語だけの言葉かと思ってましたが、英語ではso and so とか blah-blah-blah などという表現があるそうです。
「かくかくしかじか」は万国共通でした(^^♪