作風と、人柄と

本日12月10日は、来年2025年10月に開催される「第2回ワクワクぷりんと博覧会」のクリエーター向け説明会が開催されます。

何人の方が説明会に来るのか

どんな方が応募されているか

前回、参加したクリエーターの方で「また参加したい」と思ってくれた方は、どのくらいいるのか

色々、気になります。

今回のクリエーター向け説明会を経て、来年1月に開催される「クリエーターと企業のマッチングイベント」に挑みます。

このマッチングイベントは、参加企業が短い時間で自社のプレゼンを行い、そのあとクリエーターさんが気になる企業にブースに行き、いろいろとお話しをして、即日、この企業、このクリエーターさんとマッチングしたい!と意識表示するというバタバタの短い1日です。

このシステム、企業は事前にいただいているポートフォリオを見て「このクリエーターさんとマッチングしたい!」と、どんなに恋焦がれていても、クリエーターさんがブースに立ち寄ってくれなければ、マッチングは難しいのです。

特に当社は「独自の印刷・加工技術を持たない」ので、なかなか目立ちにくい。

そんな中でもブースに立ち寄っていただけるクリエーターさんもいてくれて、とても嬉しく思います。

ただ短時間で「この人と商品を作りたい」と決めなければなりません。

特に来年の第二回は「1社1名のクリエーター」ということなので慎重になります。

お話しを聞いたりポートフォリオを見せていただくときにポイントを「作風」と「人柄」に絞っています。

まずは「作風」

 年間500杯食べるラーメン通のベスト1が、わたしにとってのベスト1とは限らないのと一緒で

基本、好みは出てしまいます。

出てしまいますが「買う側」「売る側」「会社」の目線で見た上で、自分の中での三者決議を行っています。

・「買う側」自分自身がお金を出して欲しいと思える作風とクオリティか。

・「売る側」多くの人がお金を出しても欲しいと思える作風とクオリティか

・「会社」 企業イメージに合っていない作風ではないか

「買う側」まず自分が欲しいと思うかどうか。自分の好みが1番反映されます。

前回もクリエーターさんが持参したポートフォリオを見て「失礼だと思いますが、そのポートフォリオ欲しいのですが売っていただけませんか」とお話しした方とコラボさせていただきました。

「売る側」は第三者の目で見ることです。

売れる商品を作るのが命題ですので、売れないより売れるクオリティを基準にしています。

わたし自身はハローキティのグッズは買いませんが、買う人の気持ちは理解できます。

日々の生活でヒット商品を見る。何百年も残っている名作を見るなどで鍛えておきます。

「会社」どんなに自分好みで、どんなに多くの方に売れそうでも、サイバーパンクな感じや

ドクロをモチーフにした暗い作風は、当社マルワには合いません。

「死」や「性」などのモチーフは「ワクワクぷりんと博覧会」でも浮いてしまうので敬遠しがちです。

あとパロディが多い方も、著作権から敬遠しがちです。

あえて、会社やイベントのカラーと違うことをやるという手段もあるとはわかりながら、今はソレをやるタイミングではないと考えています。

以上の3つの目線を持ちながら、大きな判断基準になるのが「人柄」です。

どんなに自分好みで、多くの方に売れそうで、会社のイメージにも合っている作風と品質の方でも、高圧的な態度の方は選びません。

10カ月間の長丁場でお付き合いするので、コミュニケーション自体にストレスを掛けたくありません。

イベントタイトル通り「ワクワク」したいのです。

前回、当社のプレゼンを聞いてブースに立ち寄られたクリエーターさんから「あなたの会社は、何をやりたいかわかりませんでした」と言われて「うわ、この人とは一緒にできない」と作風を見る前に判断してしまいました。

これは普段の営業活動でも同じなような気がします。

「何を買うか」と「誰から買うか」のバランス。

同じ商品でも、AさんからではなくBさんから買いたいと思ったことはないでしょうか。

ややもすると値段が安いAさんより、値段がAさんよりも高いBさんから買いたい!という思うこともあります。

車のセールス。同じ車を扱っていても、全ての方が平均的に売れるのではなくトップセールの方がいます

野球場のビールの売り子さん、タクシーの運転手さんでも、選ばれて売れている方がいます。

そう思うと「営業」という仕事は、とても大変な行為だと、頭が下がります。

ということで、来年の「ワクワクぷりんと博覧会」をお楽しみにしてくださいませ。

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