早いもので師走となり、今年最後の投稿です。
今年の流行語大賞も発表されたタイミングで1年を思い返しながら、そういえば物流の2024年問題ってあったなー、と。
マルワでも印刷物の発送などでは運送会社さんには大変お世話になっていますし、お客様の中にも物流を生業にされている企業様もあります。
当初大混乱が起こるのでは、と思っていたものの大きな弊害もなく過ごせたのはそれぞれの事業者さんの改善対応の努力のおかげと改めて感謝いたすところです。
と、2024年問題をやり過ごせた!と思ったら「2025年問題」というキーワードが目に飛び込んできました。毎年●●問題かよ、、、と思いながら記事を読んでみると、一部界隈で話題のビデオテープが見られなくなる!といった趣旨の問題とのこと。
なんでもVHSを再生できるデッキの製造はとっくに終わっており、テープの方も寿命を迎えつつあるということで、あのユネスコも「2025年までにデジタル化しないと永遠に失われる可能性がある」と警鐘を鳴らしているそうです。
私の20代前半はレンタルビデオ店が全盛で、いろんな映画をビデオデッキとともに鑑賞させてもらい、少なからず人生観にも影響を受けたことと思います。こういったエンタメ作品ならまだしも、ホームビデオなどで撮影した思い出が詰まったオンリーワンの映像が観られなくなるって、なんだか心にぽっかり穴が開いてしまいますね。
そんなニーズからかビデオテープからDVDへのダビングサービスの需要が高まっているようです。
これはレコードにもいえるかもしれないですが、独特のアナログ感が好きだった層もいるとは思います。これも時代の流れですね。でもそんなDVDも今やストリーミングに押されて観られなくなる日がいつか来るかも、、、と思いながら時代についていくのって大変だなと思わせてもらった話題でした。
マルワでは記念誌制作のお仕事も承っています。創業何十年という企業ですと、創業当時の写真は伝説のOBの家庭にあったプリントアウトされた紙焼き1枚しかなかった、なんてことも。記念誌の目的の一つは記録を残し、次代に受け継いでいくこと。せっかく編集作業で記録写真を整理するついでにアナログ写真をスキャニングしてアーカイブに残す、そんなお手伝いもさせていただいています。
とはいえ、2025年問題はそのほかにも「超高齢化社会の到来」「労働力不足」「医療人材不足」など、生活に直結する重大な諸課題が山積しているそうです。
きっと2026年にもその先にも何らかの問題があって、その都度努力と創意工夫で乗り越えていく必要がありそうですね。