繋ぐ

制作部の過去データの中には、作業メモが残されているのを度々目にします。

定期的にいただく案件の場合がほとんどですが、内容として多いのは

◆作業手順(どのように進めていくか)
変換物では、修正が入った場合、先方が修正するのか、社内で修正するのかによって手順が変わることがあります。また、変換の仕方やどのようなトラブルが起きて、どう対応したかも重要です。
◆先方データの取り扱いについて
組版をする際に、効率良く作業をするためには、入稿されたデータをどう加工して使うかがポイントになります(特にエクセルデータ)。
◆内校で注意すべき点
変換物では文字化けが発生する場合や、組版でもお客様から指示がなくても毎回手を加える箇所があります。
◆校正の出し方
PDF校正でも実際の印刷色に近いもので見たいというお客様や、複写伝票でもカーボンの位置がイメージできる状態の希望される方がいらっしゃるので、DICナンバーや校正用のデータを別に作成している場合があります。
◆校了後の納品方法
PDF納品の場合では容量の制限や色変換を行うか
等などです。

作業メモは担当した作業者が次回迷わないように入れている場合が多いですが、作業者が変わって、前回の作業者が社内にいない場合には、このメモがあることで悩むことがなく、作業も順調に進みます。自身も最近この作業メモのお陰で、いままで携わったことのない案件を数件手がけ、無事終了することができました。
この経験から、後に続く人のために出来るだけ多くの情報をメモとして残していきたいと思いました。

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