アボカド日記(頼れる真実を求めて)

皆さま、アボカドはお好きですか?
サラダだとか、回転寿司でサーモンと一緒に出てくる、緑色のアレ。
オシャレ料理だとか、女子が好きそうなんて言われているような、分類的には果実。

実は和名もちゃんとあって、その名も「ワニナシ(鰐梨)」。成程、そう言われてみると妙なもの。いつも括れた形ばかりではないところも含めて、似ているかもしれません。
別名の一つには「バターフルーツ」なんてものも。確かにクリーミーですもんね。

さて、話題に出しただけあって、ご多分に漏れず私も好きなのですが、中央アメリカ原産で熱帯・亜熱帯の植物なので、基本輸入物。ちょっぴりお値段高めな気がします。
1個売りのものは流石に勿体ない気がするので、近所のスーパーで複数個でまとめ売りセールをしている時に買ったりしています。

で、このアボカド。実の中心に大きな種があり、水耕栽培である程度まで育てられるのをご存知ですか?
海を渡ってきた際の保存状態、店頭で並んでいる時の冷え具合(寒いの苦手なので)に影響を受け、発芽率100%とはいかないようですが、水に漬けておくと根と芽が2~4週間で出てくるのです(季節・気温による)!
結構気軽にチャレンジできると聞いて、この夏挑戦してみました。

毎日せっせと水替えと日光浴をさせて世話をしていると本当に可愛くて、そろそろ伸びすぎて土植え等を検討し始めましたが大変楽しませてもらっています。
机の上で十分育つので、暮らしに緑を取り入れたい方、オススメです。
ただ実を成らせるのは高難易度のようなので、観葉植物として、ですが。

さてそんなアボカドの育成で気付いたこと。
意外と身近なモノのことを私は知らないな、ということ。

生産に適した地域がある産物の、ブームに伴う増産の環境等の影響。なんでもそうですが、特に輸出品になるものは担い手と消費者が離れていて、意識的に調べないとどういった状況・環境で育成されているか知りえないことが多い。身の回りの物事に興味・関心を持つことの大切さを感じました。ので、美味しく頂いているからには、きちんと調べようと思います。

そして気付いたこと、その2。
なんでも調べられる、すぐに情報にアクセスできるからと言って、正確な情報を手に入れるには、注意が必要、という。

というのも、「アボカド 水耕栽培」なんて検索すると、結構栽培している個人のブログやSNSに行き当たります。検索エンジンは閲覧数に左右されますし、学術的な何某よりも、親しみやすさや分かりやすさ、取っ付きやすさがあるんでしょう。
実際私も最初に見たのは個人の育成日記、のようなブログでした。

多くの記事は実体験なので、ダメなわけではありませんが、上手くいくかは条件次第。その人と全く同じ条件で育てられる筈も無いので、最適解を求めて念のため他の人の記事も見て回りました。
結果、大枠は同じ(そりゃそうです)でも、内容はちょこちょこ違ったりしたのです。

その辺りは意図的に手順を省いたもの、やった方が良いが、やらなくても問題ないことが多い等理由は多々あると思いますが、参照したものが都度違う、様々なやり方をミックスした結果、意図されていた効果が発揮できなかった、なんてことも起こりえること思います。
(実際、別の記事を見た時に、「種の皮をむく」という手順の有無で混乱したりしました……)

誰でも発信できる時代。その発信内容の確かさが保証されているかの判断は、閲覧者に求められています。HowTo動画も含め、アクセスしやすい情報だからと言って本当に正しいか、信用に足るものなのか考えなければいけないと思います。
(今回は最終的に園芸の本を探しました。勿論本だから正しいとは限りませんが、責任の所在が明らかだということで……)

SNSで発信されてバズった料理の時短情報の手法が、衛生的に危ないという注意喚起が後日流れてきたりもする昨今。判断の為には知識が必要……身の回りのものに興味関心を持って生きていきたい、そんな秋です。

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