湿気のせい

こんにちは。毎日蒸し暑いですが、お元気ですか?
今日は湿気が印刷に与える影響についてお話したいと思います。
考えれば想像がつく話ではありますが、案外気付かないことも多いので情報共有させてください。

まず、紙に与える影響について。
紙は湿気にさらされると当然たわみます。ここまでは誰もが想像つく現象かと思いますが、印刷会社のように大量に刷るような現場では、紙の束の外側と内側、つまりは上下段と中段とで収縮の具合が変わるので、たくさん通しているうちに表裏のズレ具合が変わるということです。

もっと詳しく言うと、100冊の冊子を作るとして1冊目に出来た冊子と50冊目、100冊目でそれぞれズレ方が違うのです。
冬のような乾燥した時期でも起こりうることですが、梅雨のこの時期は特に顕著です。私が見てきた中では5mmくらいズレていたこともあったり…。
もうこれに関しては紙の管理状態に気をつけるしかないです。
(もちろん最後に検品して明らかにアウトなものは弾きます)

そしてもう一つ、トナー(顔料)に与える影響について。
私が担当しているオンデマンド機(オフィスにあるようなコピー機と同じ方式の印刷機)ではインクではなくトナーと呼ばれる粉状の顔料を使って印刷をしています。

粉……というだけで湿気に弱いということは想像に難くないかと思います。
中の粉が固まってしまい、色がうまく合わなかったり、ムラができたりという現象がこの時期は多発します。

これをご覧になっている方々の職場などでも、そのような現象は起きているかと思います。印刷機のグレードにもよりますが、印刷機によっては中のトナーを攪拌する機能がついているものもありますので、対策の一つとしてそれを使う方法があります。
(その機能が無いからといって、トナーボトルを引っ張り出して手動で攪拌して戻すとトナー交換代金が発生する機種もあるのでお気をつけください)

印刷にとって湿気は非常に気を使うところではあります。
特に日本は高温多湿で四季折々にいろいろなトラブルに見舞われますが、そんなトラブルがあるからこそ、オペレーターの存在意義もあるのかなと思ったり。
まだもう少しジメジメした時期は続くかと思いますが、皆さん頑張っていきましょう。

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