色⑦:虹

おはようございます。

色シリーズでブログを書いております。
今回はブログを書き始めて第7回なので、「虹」を選んでみました。
虹について知ることで、光と色について知ることができます。

【なぜ虹はできるのか】
簡単にいうと、光が水蒸気を通過することで虹ができます。
これだとよくわからない方もいらっしゃるかもしれないので、光と色の関係についてなど順を追って仕組みを書いてみました。よかったら読んでいただけると嬉しいです。

【白い光は一色ではない】
虹のもとになっている光は「太陽光」です。太陽光は、複数の色をもっている「複合光」です。太陽光は一見白い光ですが、分光(※光を色ごとにわけること)すると複数の色をもっていることがわかります。太陽光は、虹の色のもとになっています。

【光が分光する条件】
自然界で分光される理由は空気中の水蒸気にあります。光は、空気から水、空気からガラス、といったように違う物質を通過するときに進行方向を変える性質(=屈折)があります。さらに、光は色によって屈折する角度が違います。つまり、色によって進行方向がばらけるため、空気から水蒸気を通過するときに、白い光がばらけて虹が見える、ということになります。虹が雨上がりに発生しやすいのは、空気中の水蒸気が増えて太陽光が水蒸気を通過しやすくなりからです。

太陽光(複合光)が空気から水蒸気を通過する際に、色によって別々の進行方向に屈折するため虹が発生する。ということになります!

虹を深堀すると、光があるから色が見えるということがわかるような気がします。難しいですが、メカニズムを知るということは面白いです。興味がある方は、色彩検定のテキストにより詳しい解説があります。印刷業界にお住いの方にお勧めの検定です!

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