大仰なタイトルをつけてしまいました。。。
ご存じの方も多いかと思いますが、マルワではメディアユニバーサルデザイン(以下MUD)を推進しています。
MUDの最も象徴的な施策として、色覚障がい者への配慮があります。
下の画像(右側)のように、彼らの視界は赤など特定の色が見分け辛い世界が広がっています。それは、こういった見え方をする人たちにも配慮したデザインを心がけるものになります。
ところで、日本人男性の20人に1人と言われる色覚障がいのある人たちですが、一部の職業を除き、全く不自由なく就業し、日々の生活も送っています。
一説には古代、ヒトの創成期、狩りの成功率を上げるために、このような色覚を持つ人が生まれたと言われています。どういうことかというと、確かに色の見分けは困難なのですが、その分、彼らは微妙な色の濃淡については、健常者以上に敏感に感じられるそうです。それによって暗がりの中でも獲物を見つけることに長け、危険を察知することもできます。
進化の過程で人は集団生活を送るようになり、一定の割合で周りと異なる長所を持つ人たちの存在が必要だったんですね。
ここで、障がいや異常という言葉に違和感を感じます。人類が繁栄していくために必要な進化の側面があったわけで、むしろ特性と言った方が正しいのではないでしょうか。
私も含めて、誰しもコンプレックスだったり、劣等感を持っている周りとは違う部分をお持ちだと思います。ちょっと見方を変えてみると、活かし方や新しい可能性が見えてくると思いませんか。
最後に恒例の映画紹介を。コンプレックスや差別にめげず、夢をかなえる映画たちです。
「英国王のスピーチ」吃音がコンプレックス
「レインマン」兄がサヴァン症候群
※アカデミー賞を受賞した映画版の公式動画が見つからず、舞台版をリンクさせていただきました
最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。
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