今年ももう少しで終わりですね。当社もおかげさまで、年内納期の仕事で俄かに忙しくなってきております。
そんな最中(もなかじゃないです)、今回は「視点(目線)」のお話です。
最近あまり目にしなくなったような気もしますが、一時期「経営者目線で考えろ」というプロパガンダ?brainwash?が流行していたように思います(幸い当社内では耳にしたことはないですが)。
いち労働者であっても、自分が経営者であると想定して考え、行動しろ、ということなんだとは思いますが、個人的には違和感しか覚えませんでした。
どうも、マルワのシャドーサイドあれこれ担当です。
※いち平社員の思うところであって、当社社員の総意ではないので、こんな考えもあるか、と読み流してもらえれば幸いです。
経営者には経営者の、労働者には労働者の、
ベテランにはベテランの、新人には新人の、
各部署には各部署の、各企業には各企業の、
各業種には各業種の、各国には各国の、
大人には大人の、子どもには子どもの、
それぞれに適切な視点があってしかるべきで、それぞれに見えている世界で考え、発言し、行動していかないと何事もバランスが取れないと思います。
それぞれの視点のうちのどれか一つだけが正しいわけでもないし(物事には表もあれば裏もあります)、かといって、自分の視点以外の世界なんて見えません。
それを踏まえたうえで、違う視点から見ている人たちの意見に耳を傾け、立場を慮(おもんばか)り、お互いが納得できるポイントを見つけて歩み寄っていくことが、
「全員参加社会」「持続可能な開発」「諍(いさか)いのない世界」
なのではないかと思います。
間違っても、自分の視点が正しいのだ!といって特定の視点を強要するべきではないですよね(自戒含む)。
当社では、毎月1回正社員全員参加の会議があります。各部署の報告や問題点についての話し合い等をしている最中(もなかじゃないです)、↑のようなことをぼんやりと思うのでした。
そして、なんとなく、これって当社も推し進めようとしているSDGsの活動(「10.人や国の不平等をなくそう」や「16.平和と公正をすべての人に」あたり?私たち規模でどうにかなるような次元ではない分野ですが)にも必要なことだよな…と思ったり思わなかったり。
そんなこととを考えながら聴いていたThe Poguesの”Fairytale of New York”も大団円を迎えるところなので本日のブログもそろそろ終わろうと思います。
(おまけ)
どうでもいい話ですが、個人的にクリスマスソングと言えば、アイリッシュトラッドパンクの雄The Poguesによる、世界一お酒の匂いとタバコの煙が充満した最低で最高なラブソングであるこの曲が真っ先に頭に浮かびます。
最初に聴いたのは小6か中1くらいの時で、当時は歌詞の意味や背景なんて理解してませんでしたが、改めて聴くと、男女それぞれの視点(男→夢見がち、女→現実的)で歌われ、諍いからの和解(ケンカからの諦め?)があり、アイルランド系移民から見たクリスマス(通常私たちがイメージするニューヨークのそれとはちょっと異なる)が描かれています。
今回のブログのテーマはこの曲から引き出されたのかも?
ということで、少し早いですが、みなさまメリークリスマス&ハッピーニューイヤー!