人それぞれ価値観が違うように、人が物事を測る「ものさし」も違うものです。
ある人が「大きい」と表現したものが、別のある人には「小さい」ものかも知れないし、その逆もありえます。
何かを伝える時に、そこに少しでも抽象的な表現が加わると、その過程の様々な人の解釈によって、最初の発信とは全く異なった情報が伝わっていくものです。
今日の筆者は「制作」という部署に属しているのですが、そこで感じた事です。
「制作」の仕事をしていると、上記のような現象が1日に何回も起こります。
例えばそれは指示の解釈だったり、時間の読みだったり、色の色調だったり、仕事の難易度だったり…ひとつひとつの内容が同じ経験を積んできた人同士でないとなかなか伝わりにくいものが多いのです。
また、その日その時に正しい情報を誰かと共有できても、日々進化するソフトなどの影響で、常識と思ってたことが1年後には全くやり方が変わってる事も多々あったりします。
何が正しくて何が間違っているのか、生きている以上どんな人も常に考えなければならないテーマではあると思いますが、「ものづくり」という形の残る仕事に携わっていると失敗は如実に見えてしまいます。がんばらねば…と思う次第です。
最後に一つ、私は「センス」って言葉が未だにどういうものか分かりかねるのですが、「センス」→「ものさし」って言葉に置き換えると、なんとなくしっくり来るんです。それもひとつの使い方かもしれません。
皆さんのものさしはどうでしょうか? 正しく物事を測れていますか?
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