宛名の書き方

以前見たテレビ番組で、「封筒の宛名の書き方がわからない若者が増えている」という内容を取り上げていました。バラエティー番組のためか、例として出されていたのは、郵便番号の位置を間違えたるとか御中の使い方を知らないとか、かなり極端なもので、「それはありえないでしょ」という内容でした。

ですが、最近では手紙や年賀状を書く機会も減り、送られてくる封書も手書きは少なく、宛名シールや宛名印字が多いことを考えると、正しく理解している人が減っているのは間違いないと思いました。

制作という仕事柄、封筒の作成や、宛名印字を扱うこともありますが、印刷会社で制作に携わる人が、自信を持って「宛名の書き方」を説明できるとは限らず、いざ作成しようとする段階になって悩んだり、戸惑ったりした結果、誰かが作ったものに上書きしたり、ワード等で作られた原稿のレイアウトに合わせて作成したりする場合も少なくないようです。

今回は、宛名のレイアウトの仕方を簡単にまとめてみました。
1.住所
郵便番号枠の右側に揃えて、1文字空けた場所から始める。住所が長い場合は、建物名で改行して住所から少し下がった場所に置く。
2.社名
住所より1文字下げる。部署名は社名と同じか1字下げる
3.肩書き
5文字以内であれば、名前の上に。長い場合は名前の右側に配置。
4.名前
紙面の中央に、他の文字より大きめに配置。「様」「御中」は名前より少し離す。

宛名

レイアウトというのは「こうでなければいけない」というものではありませんが、基本的なルールを身に付けておけば、効率的に作成できるし、例外的なものにも対応する力も付くのではないでしょうか。

コメント

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