「ワンプ」、この言葉は印刷用語なのでしょうか?昔から印刷用紙を包むのをワンプと言っていました。印刷されて仕上がったチラシなどを包む包装用紙はクラフト用紙と言い、ワンプとは別物扱いです。語源は英語のWRAP(包むからの転用?)からでたともいわれています。
ワンプの紙の色は写真のようにクラフトと同じように茶系の色合いですが、結構丈夫で、内側にはロウが塗られていて、少々の雨にも強くなっています。
たいていは、びりびりに破ってしまえば使い物にならないので、そのまま破棄処分になってしまいます。ところが、印刷オペレーターがきれいにそのワンプをはがしてもらうと、「もったいない」感が出てきます。
例えば、新聞店に持ち込む時に、先方さんから「簡易包装でいいよ、腹巻き包装にしてあればそれでいいよ~」と言っていただければ「ワンプ」を使います。
弁当屋さんの印刷された包み紙の、そのまた包装にもこれを使わせていただいてます。最初の頃はクラフト紙だったのですが水に強い包装紙で包んでほしいとの要望があったためです。
また荷物を発送する時など、段ボールに詰め込むより小さな物や、平らなもので、おさまりがつかない場合などにも「ワンプ」を使います。大きなポスターなどを発送する時は一番手ごろな感じがします。この写真の大きさで1400ミリ×950ミリぐらいあるわけですから、クラフト包装紙のハトロン紙(900×1200)と比べても使い勝手がいいわけです。
白い印刷用紙と比べたら、茶色い紙ですが、まだまだ使い道がある気がします。そのため、これからもきれいに四隅を切って便利に使っていこうと思います。
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