喜んでくれるキミが好き。

プラスαのサービスとか、付加価値とか。

単純なモノや­コトだけで無い部分で他との差別化を図る世の中の大半の流れですが、個人的に(あくまで個人的に)死力を尽くした出血大サービス、なんてものは極々一部に対してのみ発揮すれば、それでいいのかもしれない、と思います。

勿論、たくさんの人に喜んでもらえるに越したことはありませんが、感性も価値観も人それぞれである以上、全ての人に200%喜んでもらえることは難しいですから。

さて、何故こんなことを考えたのかといえば、買い物をした時に、プラスαを得たからです。

岩波書店の「広辞苑 第七版」。

今年の1月に出たものなので、ほぼ1年前のお買い物のことなのですが、その予約特典が、小冊子でした。

http://kojien.iwanami.co.jp/bonus/
詳しくはご本家のサイトをご確認いただくとして。

この特典、広辞苑の製作現場を取材したものなんですが、本にも、言葉にも関心がなければ、本を読まない人は手に入れたとして、どうするでしょう。
でも、本が好きな人は、まして発売前に予約する人には、とても、とっても嬉しいものなのではないでしょうか。

ものを製造する上で、予約があるというのはマーケティング上の判断材料の一つとしても、かなり大きい要素だと思います。
予約の特典で、自分にとって興味深いものが得られるなら、発売後に見かけたら店頭で買おう、とか、気が向いたら買おうかな、と思っていた層の購買意欲を確実に刺激したはずです。

物理的にも小さくないし(背102mm×平175mm×高232mm約3300g)、お値段も優しいわけではないけれど(普通版本体価格9,000円)、それでも!と思うきっかけの一つとしての特典は、このご時世、それだけの魅力がなくては。

果たして万人受けするような、言ってしまえば無難なもので、それだけの引力を発揮できるものでしょうか。
今回の場合は、辞典が好きな人に(すごく)喜んでもらえる特典を付けた、ということなのでは。
次に繋がる、少なくとも購入者の満足に繋がるプラスαだと思います。

社会全体の役に立つこと、喜んでもらうことは大事ですが、何よりも「ファン」を喜ばせることが忘れてはいけない成功への近道、などと本棚の整頓中に考えた次第です。

 

ところで、予約特典冊子の裏表紙に載っているこの文字。
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どうにも心くすぐられる「非売品」の特別感……。
期間限定とか数量限定とか大好きな日本人ですから、ノベルティを作る時に、スペースが許すなら、あえて入れるとプレミア感が増して良いのでは。

もしかすると受取り手の満足感を高めてくれるかも、なんて。

(参考/引用サイト http://kojien.iwanami.co.jp/ 岩波書店・広辞苑ページ)

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