少し前ですが、現場を預かるリーダーとしての現場環境に関しての勉強会に出席した時に初めて聞いた単語が出てきました。
『フールプルーフ』です。
皆さんは、聞いたことがあるでしょうか?
「現場預かる人はみんな知ってるよ」と、言われてしまいそうですが、
お恥ずかしい話、私は初めて耳にする単語でした。
このフールプルーフは、
フールの意味は「愚かな、愚か者」、プルーフは「耐える」です。
日本語に訳す場合は「無知な人でも簡単に扱える」「間違えようがない」などと訳されます。「使用方法を知らない、もしくは間違った使い方をしても大事に至らないような設計」の事です。
少し例えを記載します。
- ふたが閉まっていないと脱水モードが動かない洗濯機(子供が間違って入ったら大変)
- ドアが閉じていないと動かない電子レンジ(部屋中に放電されたら怖いです)
- 人が便座に座っていないと水が出ないおしり洗浄機(座っていないのに水が…びしょ濡れ)
こんな感じで機械や設備は設計されています。
印刷機をこの事に当てはめてみるとしたら、
・紙サイズ変更時に、異物があるとセンサーが反応し、変更できなくなっています。
(作業員のケガ防止・機械の破損防止)
なら、これを社内ルールに置き換えてみると、人が勘違いやミスしない様にルールの設計や手順を構築すれば、今起きているミスが半減!もっと減るかもしれません。
社内のミスをあらいだして、どこでどう勘違いやミスが起きているのか。
如何に人が勘違いしない設計(ルール)になっているのを考えるキッカケになって頂けると幸いです。