新しものの魅せ方

昨年末のお休みの間に、埼玉県所沢市にある角川武蔵野ミュージアムに行って来ました。

角川武蔵野ミュージアムがどのようなところであるかというと、アートや文学、さまざまな展示などをみることができる複合施設とされています。簡単に言うと、「すごくヴィジュアルに凝った図書館」です、、

まず何より一番最初に驚くのは、この建物の外観です。
この不思議な形をした建物を設計したのは、建築家の隈研吾さん。
大きな岩をモチーフにしており、花崗岩という石をいくつも組み合わせて作られています。
隈研吾さん曰く、自然がそのまま建物になったものを作りたく、設計したそうです。

中に入ると、さまざまな展示やカフェ、ブックストリートなどありますが、僕が一番楽しみにしていたのは「本棚劇場」というスペースです。
高さは約8m、360度囲まれた本棚の中に本が敷き詰められています。

実際に行ってみると本当に本の世界に迷い込んだような、フィクションの中にいるような不思議な感じがします。

ちなみに、コンセプトは「本と遊ぶ、本と交わる」だそうでプロジェクションマッピングを利用して、アナログとデジタルを融合した空間を作り出しています。

ここは、2020年の紅白歌合戦で、YOASOBIさんが歌われていた場所でもあります。

個人的に、すごいと思うのは、「本という物の新しい魅せ方」をうまく実現できているところだと思います。

ものの魅せ方というのは一から考えようとするととても難しいものだと思います。これを見た人に何を伝えたいのか、どう思ってほしいのか、それらを加味しながらヴィジュアル的にも面白いものにならなければいけない、、

僕は、本が趣味ですが、これだけたくさんの本に囲まれた空間、ビジュアルに凝った建物はとてもおもしろいものだと感じました。

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