復刻版に見る価値

東海地方も梅雨に突入し、じめじめした日々が続いていますね。

少しでも爽やかさを!ということで、香水や制汗剤が必要不可欠なこの時期。

目には見えない部分ではありますが、気分を上げたり身だしなみを整える上で、香りもファッションとして重要な要素の一つなのではないでしょうか?

香水といえば、最近女子小学生向けのファッションブランドから約20年ぶりに香水が復刻版として発売され、特に2000年代当時に小学生だった方たち(私含む)の間でちょっとした話題になっています。

そのブランドは、派手な色を多用したポップなデザインが魅力的で、当時たくさんの女子小学生を虜にしていました。

同時に人気少女漫画雑誌とのコラボ漫画も連載され、とにかくその人気ぶりは凄まじかった記憶。

当時はネット通販なんてものはメジャーではなく、都会にしか店舗がないという貴重さも相まって、普通の小学生にはなかなか手の届かない存在でした。

そんなブランドの香水が、なぜ今このタイミングで復刻版として発売されたのか?

それは、とある方がTwitterでこの香水に関する懐かしいエピソードを紹介したところ、それに共感したフォロワーたちがそのブランドのカスタマーサポートへ問い合わせたことがきっかけになります。

多くの再販希望の声を受け、急ピッチで商品化が進められたという流れです。

この時代、本当に何がきっかけになるかわからないものですね。

そこで、久しぶりにそのブランドの名前を耳にした私は、懐かしさのあまり検索をしてみることに。

すると、あることに気付きました。

確か私が小学生の頃は、ブランドの看板キャラクターを全面に押し出した派手なデザインが多かったのですが、最近は流行りに従ってシンプルなデザインが主流になっている模様。

そして、あんなに見かけたキャラクターは、ひっそりと影を潜めるようになってしまっていました。

一目でここのブランドだと分かるようなデザインのイメージが強かったので、この事実には衝撃を受けました。

しかし、今回の復刻版の香水に関しては、下手に今風にアレンジするのではなく、当時のものを忠実に再現し、ファンの想いを尊重されているとのこと。

その延長か、キャラクターが付属のチャームにワンポイントの絵柄として登場していました。

久しぶりにキャラクターを引っ張り出してきたことで、企画者側も時代の流行りによって忘れかけていた「キャラクター=ブランドの財産」という気付きを改めて得ることができたそうです。

企画者がその当時の消費者の想いに寄り添い、改めてそのブランドの軌跡を振り返ることができるのは、復刻版の商品だからこそなのかなと思います。

そして、当時よく利用していた方だけでなく、憧れていたけど利用することがなく、いつの間にか大人になっていた方たちの心にも刺さるものなのではないでしょうか?

ちなみに、当時コラボしていた漫画の掲載雑誌にその香水の匂が付いたページがあったのですが、私はその部分を大切に切り取って、ずっと嗅いでいた記憶があります……。笑

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