先週をもって、6年間聴いていたラジオが終了しました。
月曜日から木曜日の午前9時30分から午前11時の生放送で、当然のことながら仕事中ですので生では聞けません。
スマホに入っている「radiko(ラジコ)」というアプリを使うと1週間まで遡って聞くことができるので、昼休みや通勤時に再生して聞いていました。
このブログでも、このラジオで聴いたことを書いたりしました。
当社社長が通っていたことが判明したプール付きの中華料理店の話。
4月にドラマ化される「元彼の遺言状」の作者・新川帆立さんの戦略的な小説の書き方の話。
手塚真さんが、父・手塚治虫さんから受けたアドバイスの話。
前回書いたカフカの話も、このラジオからの受け売りです。
ブログで書くことがなく困ったら、このラジオで聴いたことに
自分の考えを付け加えて書くというのが常でしたので、今後のブログのネタに困っています。
ということで、最終回目前の放送で話された「マーケティングと関係性」の話を書きます。
エンタメ社会学者の方と、パーソナリティの方で「金銭面で今後のラジオは、どのように進んでいくべきか?」と言う問いの意見がわかれました。
ラジオは、テレビやネットに比べて「送り手(制作サイド)と受け取り手(視聴者)の繋がりが強い」ということは共通認識がある上で、
エンタメ社会学者
・リスナーとの繋がりは強いのに購買活動されにくい。
・もっとスマホやSNS、特にECサイトへ連動・誘導させる。
・テレビやラジオは無料が当たり前、もっと有料化へ。
8割から文句が来るが、2割から支持されることで莫大な利益となる。
・ゲームの課金同様に、お金を払うことで有益なモノを得たい人はいる。
一方、ラジオパーソナリティ
・リスナーは勘が良いので「何かを売りつけに来た」と感じたら強みである「繋がり」が無くなる。
・番組がロングタイムのコマーシャル(ラジオショッピング)になっていき、つまらなくなる。
・「もっと過激で、もっと面白い話は有料で」にしてしまうと、お金を払っていない人が劣等感をいだく。無料で聞けること意義がなくなるのでは。
これはラジオに限ったことではありません。
最近の似たような話題だと、日本代表がワールドカップ出場を決めたオーストラリア戦は、地上波やBSのテレビ中継がなく、有料の映像配信サービスの配信のみだったことが話題になっています。
過去最高の視聴者を得た映像配信サービス企業と、無料で見る機会がなくなるとサッカーへの興味が薄れるのではと危惧する意見。
どちらが間違っている、どちらが正しいということではなく、どちらの意見も、どのバランスで保つか、どう折り合いをつけるか、もちろん企業なので、どう利益を出すかを話し合いすることが必要だと思います。
会社内でも、いろいろな意見がぶつかるときがあります。
マルワでは月に1度、全社で経営報告をする「MC会議」が行われます。
このときに他部署の報告に対して、質問をしたり話し合いをすることができます。
相手の考えを聞く、知る。それを踏まえて話し合うことが大事だと考えています。
もちろん、この会議の時間以外の日常のコミュニケーションで解決することが大前提ですが。
さて、ラジオは冒頭で紹介しました「radiko」というスマホのアプリで聴けることができます。
これは歴史上、今がラジオ受信機を持っている人数が、もっとも多いとも言えます。
このチャンスをどうモノにするかラジオファンとして楽しみです。
コメント