紙を学ぶ、楽しむ、遊ぶ、感じるイベント「ペーパーサミットジャパン」の開催から1週間が経とうとしています。
今回は、この「ペーパーサミットジャパン」のために制作した新商品のお話です。
新商品を作ろうと思い立ったのは、開催のわずか3週間前でした。
もともと温めていた企画があり、制作を担当するスタッフに相談したところ
「あと3週間で形にできる内容ではありません」と、あっさり却下されてしまいました。
それなら今ある商品だけで出展すればいい――そう考えれば済む話なのですが、せっかくのイベントだからこそ、新しい商品を販売したいという思いがありました。
そこで改めて考えたのは
「短期間で制作できること」
かつ「誰もやっていない独自性があること」
そして「誰かの役に立つこと」。
この3つを満たす商品は何だろうと、何日も頭を悩ませました。
そんな中「何を作ればいいかわからない」という悩みは、実は私たちだけではなく、印刷会社や印刷加工会社の皆さんも抱えているのではないか、と考えました。
実際「ワクワクぷりんと博覧会」や「ZINEフェス」などでも、印刷業界の方が多く来場されていました。
「今回は出展していないけれど、どんなイベントなのか見に来ました」
「出展には興味があるけれど、自社オリジナル商品がないんです」
そんな声を何度も耳にしました。
その背景には、共通する課題があります。
- オリジナル商品を作りたいけれど、何を作ればよいのかわからない。
- ポチ袋やノートなどを作っても他社との差別化が難しく、本当に売れるのか不安。
そう考えたとき、以前からクリエイターとのコラボ商品を企画する際に
アイデアを引き出すための社員の困りごとをまとめた「質問集」を数十問作成していたことを思い出しました。
「これを商品にできないだろうか」と考え
そうして生まれたのが「何を作ればいいかわからない」を解決するためのアイデア発想ツールです。
「誰に届けたいのか」「自社の強みは何か」「どんな体験を提供したいのか」など
ユニークな文章の「問い」として出題し、大喜利の解答のように答えていくだけで、
自社らしいオリジナル商品のヒントが見つかるワークブック形式にしました。
こちらの模範解答なども提示しません。
それは正解を教えるものではなく、自分たちの中にある答えを引き出すためのツールだからです。
しかも紙に書いて思考するのがペーパーサミットのコンセプトにも合っている。
テキストだけなので、短期間で出来る。
誰でも出来そうな見栄えなので「これなら私でも作れそう」と思ってもらえる。
当社マルワは「お客様の情報発信のお手伝い」を理念の一つに掲げています。
単に紙に印刷するだけではなく、「伝えたいこと」や「新しい価値」を一緒に形にすることが私たちの仕事です。
今回の商品も、まさにその考え方から生まれました。
イベントに出展したい、新しい商品を作りたい。でも、何から始めればいいかわからない。
そんな方の最初の一歩を後押しできる商品になれば、とても嬉しく思っています。


