2026年は、スポーツの力を改めて感じる一年になりそうです。
執筆時点ではいよいよ明日に迫った冬季オリンピックの開幕に続き、息をつく暇もなく野球のWRCが開催されます。日本では野球と双璧をなすサッカーワールドカップが6月に、そして秋には私たちの地元名古屋で開催されるアジア・アジアパラリンピックと、世界規模の大会が続きます。一部では地上波では観られないコンテンツもあるようですが、テレビや配信の画面越しに観戦するだけでも胸が熱くなります。しかしながら、スポーツが私たちにもたらしてくれるものは、単なる感動にとどまりません。

スポーツ選手と私たち一般のサラリーマン。一見まったく違う世界に見えますが、実は多くの共通点があるのではないでしょうか。選手たちは本番の一瞬のために、日々の地道なトレーニングを重ねています。結果がすぐに出なくても、同じ動作を繰り返し、基本を大切にし、積み重ねていく姿勢。その姿は、表舞台に立つか立たないかは違っても、私たちの仕事そのものではないでしょうか。

印刷のお仕事でも、一つの製品を仕上げるまでに数多くの工程と確認があります。企画の検討から、デザインの提案、コピー一つにこだわったり、何度も行う内容の確認(校正)、それらがOKになってからは、印刷現場での色合わせ、位置合わせ、仕上がりの確認。印刷オペレータにいたっては、丁寧な紙裁きといった作業の積み重ねが品質を支えています。派手さはなくても、「当たり前を当たり前に続ける力」が求められる点は、スポーツ選手とよく似ていると信じています。
また、スポーツは人と人をつなぎます。国や言葉の違いを越えて、多くの人が同じ瞬間に歓喜し、称え合います。そして、その記憶を形として残すのが印刷物の役割です。ポスター、パンフレット、チケット、記録誌など、紙に残るものは人々の思い出を手元にとどめます。流れていく情報とは違い、手に取れる「記録」として長く残ります。

さらに、名古屋で開催されるアジアパラリンピックは、多様性や共生について考える大きな機会です。制約があるからこそ工夫が生まれ、新しい挑戦につながる。その姿勢は、ものづくりの現場にも通じるものがあります。
スポーツから得られるのは、努力、挑戦、共生、そして継続する力。私たちの仕事もまた、それらの積み重ねによって支えられています。そういうプロフェッショナルな姿勢と誇りを感じながら、(寝不足には注意して^^;)スポーツを楽しみたいものです。

