みなさんこんにちは、制作のNです!
2025年から始めた、「簡単デザインシリーズ」ですが、早いものであっという間に1年が経ちました!
この1年で取り上げたテーマはどれも
私が「少し意識するだけで見やすさや伝わり方が大きく変わる」
と思うモノばかりでした。
今回は、各シリーズを通して“共通する考え方”と“各回のポイント”を振り返りえろうかなと思います。
◆1〜3月:まずは「よく見るデザイン」を言語化する
最初の方では、最近流行りのよく見かけるデザインや
写真の切り抜き・線を絡めたデザインなど、
普段なんとなく使っていた要素を
ひとつひとつ整理していきました。
● よくある構成を観察する
● 写真の切り抜き方で印象が変わる
● 上から線を引くだけで情報がまとまる
「理由は説明できないけど、なんか良い/悪い」を
“言葉で説明できるようになる”最初のステップでした。
◆4〜7月:文字・色・ルールで「整うデザイン」へ
春〜夏にかけては、より実践的な内容が中心に。
● ワンポイント英語で雰囲気を作る
● 色の選び方を意識する
● 3色ルールで配色がまとまる
特に“色”に関する回が多く、
「色数を絞ること」「色に役割を持たせること」など
デザインの基礎として欠かせない視点を深掘りしました。
◆8〜10月:レイアウトと背景で「読みやすさ」を作る
夏以降は、写真と余白の扱い、横組み×縦組みの使い分け、背景の文字処理など
“読ませるための工夫”をテーマに。
● 写真+余白でバランスを作る
● 横置き・縦置きで意味を変える
● 背景がさみしい時の文字の活かし方
伝えたいメッセージをどう視線誘導するか、
より実務に直結したポイントが多いシーズンでした。
◆11月:最後は「記号」の扱いで細部を整える
11月は「見出しの記号は小さく」という回で締めくくり。
本文と同じサイズにするより、“少し控えめ”に使うことで
引き締まった見出しになるという話でした。
シリーズ最初から最後まで通してみると、
派手なテクニックより“ちょっとした意識の積み重ね”こそが、デザインを整えていく…
という共通のメッセージが一貫していたと思います。
◆シリーズを振り返って
この1年のテーマは、大きくまとめると以下の3つでした。
① 観察する
「よく見るデザインがなぜ見やすいのか」
それを知ることで、自分でも再現できるようになる。
② 整える
色・余白・記号・線・写真など、
小さく調整するだけで印象は大きく変わる。
③ 伝える
読む人にとって負担がないように、
レイアウトや組み方を工夫して伝わりやすくする。
◆最後に
“簡単デザイン”シリーズは、すぐに使える実践的なテクニックを中心にデザインの基礎を1年間通して紹介してきました。
来年ですが、このシリーズを続けるか、または全然違うモノをはじめてみるか…
まだまだ検討中ではありますが、とりあえず今年一年、お付き合い頂きありがとうございました!












