大成功の裏側

突然ですが皆さま、普段博物館や科学館に足を運ぶことはありますか?

というのも、昨年8月に、東京都上野にあります国立科学博物館、通称「かはく」で
大規模なクラウドファンディングが行われたことをご存じでしょうか?

博物館・科学館には貴重な展示品がたくさんありますが、それらを展示するだけでなく保管することも
大事な役目の一つです。しかし現在、コロナ禍での外出自粛の影響や、原材料費・光熱費の高騰などで資金的な危機に晒されています。そこで、膨大なコレクションの保管を維持しさらに充実させていくために支援を募った、というのがクラウドファンディングの経緯になります。

結果からお伝えしますと、開始後9時間で目標金額の1億円を達成し、最終的には
約5.7万人の参加者から約9.2億円の寄付金が集まったそうです!

私自身国立科学博物館には一度しか足を運んだことがないのですが、一日だけでは時間が足りないほど膨大な数の展示品が並べられており、とても楽しい時間を過ごすことができました。
是非、また訪れたいと思っていたのですが、その矢先に大規模なクラウドファンディングが行われることを知ったので、微力ながら力になりたいと思い、自分も少額ですが寄付をさせていただきました。

さすが「かはく」ということでリターンもかはくならではの魅力的なものが多数ありました。
かはくオリジナル図鑑、バックヤードツアー、剥製づくりの体験など!

この「かはく」のクラウドファンディングを通して、科学館や博物館の維持には莫大なお金がかかるのに対し、入ってくるお金はまだまだ足りていないんだと知ることできました。
今回のクラウドファンディングは目標金額を上回る大成功に終わったわけですが、果たしてほかの科学館・博物館またその他の施設が同様にクラウドファンディングや寄付などを募ってもすべてが成功するわけではないと思います。
むしろ、クラウドファンディングや寄付を前提に運営してしまうのは大変危険なのではないでしょうか。

大成功をただ美談で終わらせるのではなく、成功した要因や、ほかに当てはめた際同じことができるか
振り返ることが大事なのかなーと思ったりもします。
自分の営業活動にも同じことが言えますね、、頑張っていきます!

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