「何を制約するか」と、「どう作るか」の準備と

5月に名古屋・星が丘テラスで開催される愛知県印刷工業組合主催「ワクワクぷりんと博覧会」に出展します。

この事業は、印刷会社とクリエーターがマッチングして、新たな印刷物の価値を作り上げます。

現在、どんな感じで進めているかを書いていこうと思います。

今回、マルワは3名の天才クリエーターの方々に、お願いすることになりました。

マルワは特殊な設備や技術はありません。

ですので「マルワでしかできないモノ」は かなりハードルの高いことです。

それなら「マルワでしかできないモノ」は 考えないことにしました。

こうして「マルワでしかできないモノ」という呪縛から早い段階で解かれました。

そこには「マルワが作れば、どう隠してもマルワらしさ・個性が出る」ということも経験上、知っているからかもしれません。

そうなると気持ちは楽です。

気持ちは楽になりますが「何を作るか」一向に決まらない問題が出てきます。

そこは愛知県印刷工業組合の新入社員研修で「アイデアの出し方」を担当しているマルワです。

この問題は「マルワらしさ・マルワのノウハウ・マルワの集合知」のアイデアの出し方で解決します。

「制約を設ける」

まずは全社員に「困りごと」を募集しました。

募集のポイントは2点。

1つは「印刷物で解決できる困りごと」を募集するのではなく「普段の生活での困りごと」を募集すること。

最初の段階はアイデアの素が多く欲しいのです。

「印刷物で解決できる困りごと」は「問題と解決」を求めていて、かなりハードルが高い質問です。

極力ハードルを下げるため「普段の生活での困りごと」だけを答えてもらいます。

「右肩が上がらない」「字がうまく書けない」など「それは印刷で解決をするのは無理なのでは!?」と思う困りごとも寄せられますが、私が「印刷で解決をするのは無理」と思い込んでいるだけかもしれません。

クリエーターさんなら「それならこう解決できるのでは!」というアイデアを出してくれるかもしれません。

それが醍醐味の一つだと考え、極力制限を掛けず募集します。

もう1つのポイントは、当社社員が困りごとを書くときに想像しやすくするため「出勤するときに困ったこと」「フリマアプリを困ったこと」「宝くじを買うときに困ったこと」などシチュエーションを60個用意しました。

困りごとの無い人生など送っていないのに、いざ困りごとを聞かれると、なかなか出てきません。

そのなかなか出ない困りごとを思い出すためのシチュエーションを提示しました。

この方法で短期間のうちに約200個の困りごとが集まりました。

その200個の困りごと一覧を3名のクリエーターさんに見ていただき

「この困りごとなら、こんなことが出来るのでないか」とアイデアの素を出しあっていくことにしました。

さて、どんな感じのモノが選ばれたのかは、それは、また次回のブログで。

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