コロナ禍以降エンタメ業界は大打撃を受け、マルワ内では映画通として少しは名の通っている私も業界の先行きを心配していました。
ところが、5類に移行したのに合わせたかのように大作映画が続々と公開!「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」「ワイルド・スピード/ファイアーブースト」「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編『-運命-/-決戦-』」「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」「キングダム 運命の炎」「しん次元! クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜」などなど。
これらを劇場で鑑賞させていただき、モヤモヤを晴らしているところです。
前後編に渡る2部作的な作品の多さと同時に、様々なジャンルにまたがって登場人物が取り扱われている作品が多いことに気づきます。
例えばマリオ。懐かしのファミコンゲームから誕生したキャラクターがレースやスポーツ、ボードゲームといった様々なジャンルのゲームに発展したのに留まらず、コミックになったり、UNOに登場して、リアルマリオカートが非公式ながら話題になり、実写映画になったり、テーマパークを席巻して、満を持してハリウッドによるアニメ映画化という大団円を迎えたわけです。
このように、最初に何かのアイコンがあって様々なアイテムに派生していく商品群のことを「メディア・フランチャイズ」というそうです。
「メディア・ミックス」という広告用語と似てますし、同義に扱われることも多いですが、あくまで広告とかマーケティングという手法の枠には捉えられない、フレキシブルな概念だと自分は解釈しました。
さて、この「メディア・フランチャイズ」で最も大きなビジネスに発展したキャラクターについて調べてみました。
なんとマリオ(スーパーマリオ)でも世界8位でした。その他冒頭に紹介した映画関連も相当にメディア・フランチャイズのマーケットがあると思われますが、残念ながら世界のトップ25には入ってませんでした。
世界は広い、と思うところですがなんと「ディズニー」や「スターウォーズ」「マーベル・シネマティック・ユニバース(アベンジャーズの方がお馴染み?)」を抑えて、世界の1、2位は日本発のキャラクターだったんです。
皆さん想像つきますよね?
答えは
1位 ポケモン
2位 ハローキティ
でした。※The 25 Highest-Grossing Media Franchises of All Time – TitleMax 参照
その他にも日本から「アンパンマン」「ジャンプコミックス」「ガンダム」「ドラゴンボール」「北斗の拳」「ONE PIECE」「遊戯王」「トランスフォーマー」がトップ25入りしています!
K-POPやインド映画に推され気味の日本エンタメ界ですが、クールジャパンも全くひけをとりませんね。
さて、マルワにも「プリンくん」というマスコットキャラクターがいます。マルワの広報物や販促物に留まらず、ごく稀に展示会やセミナー・発表会にも登場して、プチ・メディア・フランチャイズを実践。どこかで見かけたらかわいがっていただけると幸いです。
あ、2部作の映画は「えっ、ここで終わっちゃうの?」と消化不良で席を立つことになり、それなりに人間力を試されるのでお気を付けください。