よく理解していない脳の仕組みと、オッカムの剃刀と

1月27日に、マルワの委員会発表会を行いました。

見ていただいた方々ありがとうございました。

今回は発表用に制作したPowerPointの話をします。

いつも作るPowerPointと意図的に違う試みを2点試してみました。

・最初に「Why(なぜやるのか)」から話す

短いセンテンスで構成された極めてシンプルな表示

この2点です。

最初に「Why(なぜやるのか)」から話す

今回の発表の主題は「委員会発表会」ですので、見ている方に伝えなければいけないのは「1年間、どんな活動をしてきたか。何をやっているか(What)」や「どのようにやったか(How)」です。

ギュッと一言にすると「活動報告を伝える」になります。

なので「なぜやっているのか(Why)」は、言わなくても良いといえば良いのですが、今回はあえて最初に「なぜやっているのか(Why)」をお話ししました。

具体的には、こんな感じです。

我々「有名な会社になるための新規事業実行委員会」の目的は「マルワを【業界内だけにとどまらない有名な会社】にする」ことです。

では、なぜ、そんなことをするのでしょうか?

それには3つの理由があります

1つは、有名になって、まだお会いできていないお客様に出会うことができる。

もう1つは、新規事業を行うことによって既存のお客様に新しい提案ができる。

そして最後の1つは、3年前、委員会を作るときに全社員で「どんな会社に勤めたいか」と話し合いました。

そのときに「有名な会社に勤めたい」という社内の声で誕生した委員会だからです。

ですから、業務と関係ないダンスの動画でバズっても意味がないと考えます。

では、どうするのか

「マルワのブランド力を上げて、マルワを有名にする」

マルワのブランドを上げるには1人の力ではできません。

もちろん社長や委員会のメンバーだけでもできません。

全社員で、取り組んだ結果がブランドに繋がると考えています。

どのように進んでいくかの方針を決めるのが、当委員会の役割だと考えております。

それでは、その方針の元、今期、活動したことをご報告いたします。

こんな感じです。

Whatは「大脳新皮質」、Whyは「大脳辺緑系」が対応して、Whyから話した方が合理的な説明や理解が後付けでできるとのことです。

よく理解していないのですが、そういうことらしいです。

なので、言われるがまま試してみました。

プレゼンなどの発表の場では「まず結論から提示しなさい」と言われます。

この結論の部分を「1年間、どんな活動をしてきたか。何をやっているか(What)」や「どのようにやったか(How)」ではなく、「なぜやっているのか(Why)」を結論にして話してみると、結論=結果ではなく、結論=想いを伝えるという感じになります。

感情に訴えてから、理論的に数字を出す。

とても納得してしまいそうな方法かと思います。

短いセンテンスで構成された極めてシンプルな表示

外部研修を受講してきた同僚からの受け売りですが、プレゼン資料を作るときに大事にしたいのが「KISSの法則」です。

KISSは、「Keep it simple stupid.」「Keep it short and simple.」などの略語で、「簡潔に単純にしておけ」ということになります。もう少し言葉を付け加えるなら「伝えたいことは短くシンプルにまとめなさい」ということです。

ということで、こんな感じでシンプルなものにしてみました。

今回は配信で見ていただくことになるので、小さい文字にすると読みにくいこともあったのですが、前後で発表する委員会のPowerPointが、動画が挟まれていたり、印刷現場を生中継したりと、賑やかな感じでしたので、あえてシンプルな見せ方にしました。

そうすることによって、お互いの発表が引き立つと考えました。

競合他社とコンペでのプレゼンではないので、マルワとして「見ている人が飽きない」「いろいろな発表方法を提示して、見ている方のヒントになれば」ということが最優先事項です。

社長のブログでも「委員会発表会はマルワの情報発信の実験台でもあります」とありました。

https://www.maruwanet.co.jp/tori/?p=20253

委員会発表会は本番のように見えて、実験的に色々試す場だと思っています。

委員会発表会だけでなく、展示会の出展やYouTubeの撮影など全て試す場です。

それをお客様にご提案したり、運営を任されたときが本番だと考えます。

3月で今の委員会は散開となり、4月からは新設される委員会構成となります。

「有名な会社になるための新規事業実行委員会」はなくなりますが、新たな委員会や普段の業務を発信することによって、「ブランド力を上げてマルワを【業界内だけにとどまらない有名な会社】にできる」と思っております。

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