先週、社員2人でセミナー兼ワークショップに参加してきました。 内容は「環境とデザイン経営」。
最近、デザイン思考と よく耳にします。
デザイン思考は、どこにどんな形と色に配置しましょうということではなく、デザイナー が業務で使っている思考プロセスを用いて経営や問題解決をしましょうというものです。
今回受講したセミナー&ワークショップは、あなたの会社の環境に良い商品を作るために デザイン思考を使いましょうという意図があります。
ですので前半に「デザイン経営・デザイン思考」の座学。 後半に習った「デザイン経営・デザイン思考」を踏まえて、ワークショップで実際にある 商品の販売を考えましょうという流れです。
ここまで書くと今回は「デザイン思考」について習ったことを、この後ざらっと書きそうですが違います。
「デザイン思考」も面白かったのですが、今回書くのは「ワークショップ」についてです。
ワークショップのメンバーは、同じ会社の社員同士が離れるのは勿論のこと、業種も年齢 もバラバラになるようにチーム分けされ4~6人の3チームできました。
他社の方とお話しする機会が少ない上、僕のチームの皆さんは年上で重役の方ばかりでし たので緊張しながら名刺交換しました。
今回はワークショップのお題は「実際に商品化されている環境に良い梱包材を使った新たな販路」を考えてくださいというもの。
参加者の みなさんは真剣で、この梱包材への質問が次々と出ます。
愛知県印刷工業組合でワークショップの講師側になったときに受講生のみなさんに「仕事 と性格は別です。会社がお金を払ってくれて参加しているワークショップなので、恥ずか しがり屋でも、どんどん意見を出して、少しでも身につけて言ってください」と話してし まった手前、極度の恥ずかしがり屋ですが、質問を捻り出します。
余談ですが、みなさん、説明された後「質問ある方、挙手を」と言われても、サッと質問は出てこない経験ってありませんか?
僕も「質問がサッと出てくるにはどうしたらいいのだろう?」と考えに考え、出た答えは とても単純で「質問をする前提・意見を言う前提で話を聞く」と言うものでした。
この「質問をする前提・意見を言う前提で話を聞く」を頭に入れて聞いて準備しているだけで、こう質問しようと出てくるので不思議です。
なかなか質問が出ない方は、お試しあれ。
話は戻ってワークショップ。
話が進むと2つのアイデアに絞られてきました。
「予算などを考え実現可能なアイデア」と「少し無理があるけど、少し変わったアイデア」
僕のチーム内では「実際に会社の方が来てくれているので、どうせなら実際にやってもらいたい。それなら【予算などを考え実現可能なアイデア】の方がいいんじゃないか」と決まりかけていました。
ただ、頭の片隅に残っている引っ掛かりがあったので、チームの方に聞いてみます。
「今日習ったデザイン思考的を用いると【少し無理があるけど、少し変わったアイデア】の方がしっくり来ます。それに現実可能なアイデアは、他のグループも思いついているかもしれません。無難なアイデアより少し変わったアイデアを出した方が、ワークショップ的に身になるのではないでしょうか。また会社の社内でも思いつかないアイデアと受け入れられるんじゃないでしょうか」と話し、「それもそうだな」と共感してもらい「少し変わったアイデア」の方をブラッシュアップしていくことになりました。
社内の会議では、どうしても無難で現実可能なアイデアを選びがちだと思います。
「できない」「できていない」を避けたい。
その「できない」のが、現実問題でできないのか、面倒なのでできないのか見極めないといけません。
「難しい方を選ばないと、みんなと同じ結果しかでない」と、どこかで聞いたことがあります。
仕事だと お金が関わることなので、そう言っても ということがあるのは重々承知です。
ただ、これも頭に入れて準備しておかないと、難しくない方ばかり選んでしまいます。
さてワークショップの発表ですが、チームごとに1~2人が選ばれ発表します。
偶然マルワ社員2人が、それぞれのチームで発表することになりました。
お互い「BCP」や「アップサイクル」など、印刷会社というより「マルワ」の取り組みや強みをアイデアに盛り込む発表となりました。
そのマルワの取り組みや強みを、皆さんにお見せするイベントが来週開催されます。
10月6日(木)7日(金)8日の3日間、常滑市の愛知国際展示場で開催される日本最大級のSDGs推進フェア「SDGs AICHI EXPO 2022」にマルワは出展します。
みなさまのお越しを心よりお待ちしております。
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