ランダムが無くなる日

こんにちは。オンデマンド機担当のOです。

最近は暑かったり寒かったりでよく判らない気温ですね。
皆様体調は大丈夫でしょうか?

さて、話は変わりまして……
今日は確率操作のお話をさせていただきます。

ちょっと前の話題にはなりますが、ゲーム会社のカプコンさんがとある特許を申請しているニュースを見かけました。

その内容というのがいわゆる「物欲センサー」というもので、ゲーム内で確率で入手できるアイテムがあったとして、それをプレイヤーの今までの行動、その行動の回数などからプレイヤーの本当に欲しいと思われるアイテムを予測して、その確率を変動させることができる……というシステムについてです。
(今までも都市伝説レベルで存在の噂はされていましたが、今回それが周知された次第です)

すでにネットの世界では、Youtubeや広告が今までのユーザーの検索履歴から予測してユーザーの欲しい情報を表示させるという事はされていますが、ゲーム好きの筆者個人の感想としては「ほ、本当にゲームの世界にこんなのあったんだ……!」という驚きです。

そしてふとそこで、「これがもし印刷の世界だったら?」と思ったのですが、例えば

 ・新聞の折り込み広告が全て自分の興味のある物ばかりだったら……
 ・あるいは落ち込んだ気分の時に新聞を開いて暗い話題が一つも無かったら……

皆さんはどう思うでしょう?

デジタルの世界では情報の取捨選択は可能ですが、アナログの世界で出来たら結構な驚きがありますよね?
私でしたらタネが判らない事に気味悪がりつつも、「今日はきっとこういう日なのかな?」といつもよりじっくり中身を眺めてしまう気がします。

ひょっとしたらもう大手の印刷会社あたりは何かしら取り組んでいるのかも知れませんが、各ユーザーの不要な記事や広告が無くなれば紙のゴミや余分なロット数も減りますし、プライバシー保護の観点からの若干の気持ち悪さはありますけれど、これからの時代には即しているような気もしています。(その分手間は増えそうですが)

ともあれこういったデータから何かを予測するシステムや分野は今後もいろんな場面で使われそうですね。
今日は、良くも悪くも見えないところで世界はコントロールされている(かもしれない)というお話でした。

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