印刷業界用語ってどうしてこんなに②

色シリーズでブログを書いておりました。
ITと申します。

今回は色とは関係ない用語のご紹介です。
プリプレス※職種の検定を勉強中に、私自身知らなかった用語がありましたので、記憶の定着を兼ねて皆様にもご紹介させていただきたいと思います。(※プリプレスとは……印刷(プレス)前工程(プリ)のこと。編集・デザイン・刷版など)

「背丁」「背標」という言葉を耳にしたことはありますでしょうか。
この言葉はどちらも製本の乱丁、落丁を防止するために、折丁の背に入れるものです。
要するに、製本時に正しいページ順に製本されるためにつける印です。

この二つの違いは、
「背丁」……折丁の背に入れる順序を示す”文字”のこと
「背標」……折丁の背に入れる●や■などの記号のこと(記号の並びが規則正しくなることで乱丁、落丁がないことがわかる)
です。折丁の背に入れるのが「文字」か「記号」かで呼び方が変わります。

印刷業界用語ってなぜこんなにも細かく名称が分けられていいるのでしょう……。
使用目的が同じことから、2つとも同じ意味かと間違えて覚えており、試験では4点の失点が見込まれております……。
専門用語ほど、意味を正しく知らずに使うと恥ずかしいので、しっかり覚えたいと思いました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました