色⑤:黒

おはようございます。

色シリーズでブログを書いております。今回は黒です。
暗い気持ちになりたくてこの色を選んだわけではございません。
黒にはいいところがたくさんあります。今日は3つご紹介します。

【最も暗い色】
目を閉じると何も見えない、というのはあたりまえですが、「見えない」ということは光が眼に入っていないということです。光が眼に届かなければ色は見えません。色とは、光が物体に吸収されず反射した光が眼に届き、脳で処理することで初めて認識するものです。黒という色はすべての光を反射せず吸収するので、光が眼に届かない色です。光を通さないため、不吉なイメージを持ちがちな黒ですが、フォーマル、シックなど、大人なイメージを持ちつつ、無個性で黒以外の色や形を引き立てる力を持っています。

【ダークモード】
長時間スマホ・パソコンを使用する方におすすめなのが「ダークモード」という設定です。スマホやパソコンの設定、もしくは各種SNSなどの設定からダークモードを設定すると、白基調の画面が黒基調の画面になります。メリットは、電気使用量や目の負担が減る、シックな印象になる、輪郭効果で写真が引き立つ、などがあります。

【CMYKのK】
印刷で使用されるCMYKのKは「黒色」を指しますが、KUROの頭文字ではありません。Blackの最後のkでもありません。諸説ありますが、よくネットで見るのは「Key Plate(キープレート)」の頭文字のKという説です。CMYはかけ合わせれば黒になりますが、実際に使用するインクや紙の特性によりきれいな黒はつくれず濁った茶色になります。そこで黒専用の版(=Key Plate)を重ねることで細かくてもきれいな輪郭を印刷可能にしています。私は学生の頃、専門学科で「Key tone(キートーン)」の頭文字と教わりました。調べると、見当合わせのKという説もありました。また、Blueとかぶっているからkにしたという説も業界らしくて私は好きです。本当に諸説ありますね。

毎日明るく元気!っていうのはご時世的に難しいかもしれません。暗い気持ちを、無理に明るくしようとして自分を励まし続けるのも疲れるでしょう。目を閉じて、自分の暗い気持ちを自覚してみるのも大切かもしれません。

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