色と洋服と人の心理

私は季節の中で秋冬のファッションが一番好きです。重ね着ができる楽しみはもちろん、秋冬特有の深い色味が堪らないのです。

しかし、ここ最近また感染者の数が増えてきているため、ゆっくりお店で吟味するのもなんだかな……と。

その点、ネットショッピングは人ごみの心配はないため、とっても楽なのですが、実際の素材感や色味がいまいちわからず、カートに商品を入れては結局買わず……を繰り返しています。

今年は外出自体が自粛モードのため、お洒落をする方が減ってしまったのではないでしょうか?

個人的にはお気に入りの服を着ることで気分を上げたりしているので、周りの目を気にして、心から楽しむ機会が減っていっているという事実に、ちょっぴり寂しく思います。

よく色と人の心理は相関する傾向があると言われます。

それはファッションにも共通していて、服の色は、自分の意識していないうちに選んでいることが多く、そこには自身の性格や心理状態が隠れているのだそう。

ざっくりと言えば、明るい色を選ぶ時→前向きな気分の時、暗い色を選ぶ時→落ち着いた気分の時といった感じです。

ここで、2020年の秋冬トレンドカラーを見てみましょう。

ボールドレッド、ピンクシェード、ディープブルー、グレー、オリーブ、ブラック、キャメルなどなど(※諸説あります)。

ざっとこんな感じでしょうか。

今年はコロナの影響による環境の変化が大きいため、心理状況が考慮されたカラーに偏るかもしれない、と耳にしたことがあります。

確かに、秋冬は深みのある落ち着いた色が選ばれがちな中、今年は赤やピンクといったような、比較的明るい色が選ばれています。

ちなみに、もっと詳しく掘り下げると、

●ボールドレッド→赤→火の色・血の色・熟した色。アドレナリンを分泌させる効果があることから、自分を盛り立てる役目を持つ。

●ピンクシェード→ピンク→人を和ませ、優しい気持ちにさせてくれる色。他人への思いやりの気持ちが表れる。

2つの色の意味を考えてみると、ファッションを通じてこの暗いご時世を少しでも明るくしたいという想いが深層心理にあるのかな、と感じました。

ピンクは可愛すぎるから合わせるのが苦手という方も、少しトーンを抑えたピンク(くすみ系のピンク)で挑戦してみてはいかがでしょうか?心が和らぐかもしれません。

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