皆さんは映画をご覧になるでしょうか。
更に言うなら、映画館では?
私は劇場でしか味わえない大画面・高音質・4D等の特殊演出、何より気になる作品を早く観たいので、頻繁に映画館に足を運びます。
どうやって作品を楽しむかは人それぞれなので、法に触れない限り個々人それぞれお好みとして、映画館で鑑賞した際に、その作品のパンフレットは買いますか?
映画のパンフレットは昨今、趣向を凝らしたものが多く、通常業務であまり扱えない特殊印刷や特殊加工、とっても素敵な用紙を使う等して盛り盛り仕様なのでとても面白くて毎度購入してしまいます、つい。
ビックタイトルだったり、コアなファンが見込める作品なんかは特装版と通常版合わせて2種類を販売したり。
勿論、その場合は特装版の方がお値段は張ります。
特装版は仕様がより豪華なこともあって、お高めですが比較的早く売り切れています。
(直近のタイトルでは「アベンジャーズ/エンドゲーム」の特装版パンフレットは、私の良く行く映画館でも、公開日当日の夜になる前に売り切れていました。……買えませんでした)
世の流れなのか何なのか、人気作のパンフレットはネットで定価の倍以上で転売されているのを発見して憤ったりもしているのですが、高額転売があるということは、需要があるということです。
素適な印刷加工に比較的簡単に出会える機会なので、このまま人気と需要を高めて生き残ってもらいたいものです。
映画『Godzilla: King of the (邦題:ゴジラ キング・オブ・モンスターズ)』のパンフレット
通常版(左)、特装版(右)
まだ公開中です!!!!(ダイレクトマーケティング)
前置きが長くなりましたが、この「映画作品のパンフレット」、実は日本独自の文化なのだそうです。
ご存知の方は話を引っ張ってしまってごめんなさい。
私が最近、洋画の原語版のパンフレットが欲しくなって探して知った、衝撃の事実だったのでお知らせしたく思いまして。
アメリカを始め、海外ではその作品ごとのパンフレットは制作せず、劇場等で得られるのはチラシやリーフレット、その作品単体ではなく、同時期に公開されている作品の簡単なストーリー、スタッフ、キャスト等が載った小冊子だそうです。……ちょっとつまらない気持ち。
ムック本や関連書籍は出版されますが、映画館で鑑賞の記念またはおともになる冊子は販売しないとか。
映画の始まりである欧米に無いアイテム、「パンフレット」が何故日本で発生したのか。
やはり歌舞伎の「筋書/番付」がルーツなのでしょうか。こちらもコレクションするファンが多いものなので、勝手にそうかも、と思っているだけで深く調べてはいないのですが。
きちんと調べたら面白そうです。
そう言えば、映画館でパンフレットと一緒に売られている映画作品をモチーフにした関連グッズ。こういったものを劇場で販売するのも日本だけらしいです。
記録として印刷物や関連商品を欲しがるのは国民性、なんでしょうか。
だとしたら日本という国は、印刷会社とは他国と比べて相性が良い気がします。
そうだと嬉しいな、と思います。
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