知らないことと、知っていることと

Q. ギネスブックで「世界一、怖いもの知らずの動物」としてギネスブックに登録されている動物は?

みなさん、どの動物を思い浮かべたでしょうか?

ライオン、チーター、ハイエナ、意外に カバ……。

ハズレです。

答えは「ラーテル」

多くの方が正解できなかったと思います。

付け加えて、この答えに多くの方がガッカリされたのでは ないでしょうか?

それは「ラーテル」が、あまり お馴染みの動物ではないからで、「解答の意外性の面白さ」や「誰かに出題したい欲」が満たされないためだと思います。

テレビのクイズ番組は別として、友達同士でクイズを出し合うとき盛り上がるのは「Q. テスト前になると部屋の掃除をしたくなる現象の名前は?」「A.セルフ・ハンディキャッピング」よりも「Q. 会社内にある消火器の数は?」のように「解答者がギリギリ知っていること」か「経験則から答えを導き出すことができること」だと思っています。

「アド街ック天国」普段は見ないのに自分の住んでいる街のときに限って見ることはないでしょうか?

知らないことよりも、すでに知っていることの方が興味があるし、安心できる。

裏を返えせば、知らないことには、あまり興味がないし、不安で怖いのです。

(ですから、知らないことを自ら知ろうと勉強することは尊い行為なのですね。)

 

お客さまと お話しするとき、つい専門用語を多用しがちです。

専門用語で話した方が「詳しい人」を演じるのに都合が良いからです。

ですが、聞いている方は知らない単語ばかりだと不安を感じてしまいます。

難しいのは、簡単な単語ばかりだと人によっては、「この人は詳しくない人」だと思われてしまうことです。

これは「相手がギリギリ知っていること」を狙って話すしかありません。

 

ということで、マルワブログ初の試み。前編後編の続き物となっております。

次回の5月13日のブログ( https://maruwastaff.wordpress.com/2019/05/13/%e7%9f%a5%e3%81%a3%e3%81%a6%e3%81%84%e3%82%8b%e3%81%93%e3%81%a8%e3%81%a8%e3%80%81%e7%9f%a5%e3%82%89%e3%81%aa%e3%81%84%e3%81%93%e3%81%a8%e3%81%a8%e3%80%82/

)を合わせて読んでいただければ、これ幸いでございます。

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